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日経平均は96円高でスタート、ソフトバンクGやANAなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28614.06;+96.47
TOPIX;1976.82;+7.03

[寄り付き概況]

 22日の日経平均は96.47円高の28614.06円と続伸して取引を開始した。前日21日の米国株式市場は反発。ダウ平均は560.54ドル高の35492.70ドル、ナスダックは360.14ポイント高の15341.09で取引を終了した。新型コロナのオミクロン変異株に対し、製薬会社が追加接種の有効性を確認したほか、いくつかの経口薬の当局の承認が近いとの報道で、オミクロン変異株感染が管理可能との安心感から寄り付き後、上昇。バイデン大統領がパンデミック発生当初とは違うとし、経済封鎖を否定したため景気回復の鈍化懸念が後退し一段の上昇に繋がった。大統領はさらに、歳出法案に関しても何らかの進展の可能性を示唆したことも手伝い、終日堅調推移となった。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを引き継いだ。特に、ナスダック総合指数の上昇率が2%台と大きく、また、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇率3%台の大幅高となり、東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。さらに、外為市場で1ドル=114円00銭前後と昨日15時頃に比べ20-30銭ほど円安・ドル高に振れたことが輸出株などの株価を支えた。一方、新型コロナ「オミクロン型」感染が世界で拡大していることに加え、国内の新型コロナ新規感染者数がやや増加傾向となっていることが警戒され、買い手控え要因となったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日は、リニューアブル・ジャパン、サクシード、Finatextホールディングス、網屋、サインド、THECOOがマザーズに上場した。

 セクター別では、空運業、鉱業、ゴム製品、証券商品先物、金属製品などが値上がり率上位、パルプ・紙、電気・ガス業、その他製品、食料品、海運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、レーザーテック、東エレク、アドバンテスト、SUMCO、ソニーG、JAL、ANA、ホンダ、スズキ、ルネサス、三井物産、三井ハイテク、富士通などが上昇。他方、任天堂、日本郵船、塩野義薬、東電力HD、資生堂などが下落している。

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