27日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり50銘柄、値下がり169銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は続落。24日は海外の主要市場がクリスマスの祝日で休場だった。引き続き世界的な新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」の感染拡大が懸念される一方、日本でも米製薬大手メルクの新型コロナ経口薬「モルヌピラビル」が承認されたことなどからやや警戒感が和らぎ、週明けの日経平均は3円高からスタートした。しかし、取引参加者が少なく、売買の手掛かり材料にも乏しいなかで利益確定の売りが出て、朝方に一時28658.82円(前週末比123.77円安)まで下落。その後は軟調もみ合いの展開となった
大引けの日経平均は前週末比106.13円安の28676.46円となった。東証1部の売買高は7億7748万株、売買代金は1兆6685億円と前週末並みの低水準だった。業種別では、情報・通信業、非鉄金属、電気・ガス業が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、ゴム製品、その他金融業、不動産業など5業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の67%、対して値上がり銘柄は29%となった。
値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位はソフトバンクGとなり、2銘柄で日経平均を約75円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはZHDで3.50%安、同2位はソフトバンクGで2.96%安だった。ソフトバンクGについては、クレディ・スイスGが訴訟を準備していると英紙が伝えている。クレディ・スイスGでは3月に経営破綻した英金融会社グリーンシルにからんだ資金回収を進めているが、破綻前に追加支援をしていた同社にも返済を求めるようだ。
一方、値上がり寄与トップは東エレク、同2位はアドバンテとなり、2銘柄で日経平均を約53円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップも東エレクで2.09%高、同2位はニコンで1.98%高だった。
*15:00現在
日経平均株価 28676.46(-106.13)
値上がり銘柄数 50(寄与度+83.79)
値下がり銘柄数 169(寄与度-189.92)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 65600 1340 +47.23
アドバンテ 10960 90 +6.34
NTTデータ 2435 23 +4.05
エーザイ 6666 97 +3.42
ソニーG 14365 95 +3.35
テルモ 4885 23 +3.24
第一三共 2930.5 26 +2.75
トヨタ 2108 11.5 +2.03
7&iHD 5001 49 +1.73
ブリヂストン 5030 37 +1.30
ニコン 1235 24 +0.85
住友不 3378 23 +0.81
ヤマトHD 2714 20 +0.70
ミツコシイセタン 832 15 +0.53
丸井G 2154 15 +0.53
ホンダ 3191 7 +0.49
JPX 2506.5 14 +0.49
積水ハウス 2440.5 13 +0.46
京成 3140 20 +0.35
高島屋 1054 18 +0.32
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 66360 -1180 -41.59
ソフトバンクG 5220 -159 -33.62
KDDI 3333 -29 -6.13
オムロン 11465 -140 -4.93
コナミHD 5500 -140 -4.93
TDK 4540 -45 -4.76
エムスリー 5752 -50 -4.23
豊通商 5280 -110 -3.88
ファナック 24045 -110 -3.88
安川電 5770 -100 -3.52
キーエンス 73180 -910 -3.21
ダイキン 25750 -90 -3.17
トレンド 6530 -80 -2.82
村田製 9180 -96 -2.71
日立建 3295 -70 -2.47
オリンパス 2532.5 -17 -2.40
ネクソン 2244 -34 -2.40
京セラ 7199 -33 -2.33
中外薬 3747 -22 -2.33
バンナムHD 9109 -65 -2.29