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日経平均は73円安でスタート、JTやINPEXなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28995.73;-73.43
TOPIX;2001.14;-3.88

[寄り付き概況]

 29日の日経平均は73.43円安の28995.73円と反落して取引を開始した。前日28日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は95.83ドル高の36398.21ドル、ナスダックは89.54ポイント安の15781.72で取引を終了した。新型コロナのオミクロン変異株感染が急増する中、比較的重症化リスクが低いとの見方が引き続き安心感に繋がったほか、疾病対策センター(CDC)が、新型コロナウイルスに感染した無症状の国民に対する隔離推奨期間を従来の10日間から5日間に短縮したことも、景気回復への楽観的見解を支援し、寄り付き後、上昇。航空機メーカーボーイング(BA)や消費関連株の上昇がけん引しダウは終日堅調に推移した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。国内で新型コロナ「オミクロン型」の感染が広がっており、大阪府内で国内初のクラスターが発生したことなどもあり、人の移動が活発になる年末年始に新型コロナ感染が拡大するとの見方があり、株価の重しとなった。また、昨日の日経平均が400円近く上昇したことから、短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。一方、欧米などが新型コロナ感染者や濃厚接触者に対する自己隔離期間の短縮に乗り出していることなどから、経済活動の制限による景気下押し懸念がやや後退し、株価下支え要因となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。今日は、Institution for a Global Societyがマザーズに上場した。

 セクター別では、ゴム製品、鉱業、ガラス土石製品、食料品、精密機器などが値下がり率上位、空運業、海運業、陸運業、電気・ガス業、その他金融業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック、東エレク、JT、INPEX、ブロードリーフ、昭和電工、アサヒ、キリンHD、すかいらーく、ロイヤルHD、ブリヂストン、ヒューリック、AGCなどが下落。他方、日本郵船、川崎汽船、商船三井、OLC、JR東、JAL、ANA、エムスリー、三井物産、オリックスなどが上昇している。

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