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日経平均は12円安でスタート、ファーストリテやアドバンテストなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29288.80;-12.99
TOPIX;2038.79;+8.57

[寄り付き概況]

 5日の日経平均は12.99円安の29288.80円と反落して取引を開始した。前日4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は214.59ドル高の36799.65ドル、ナスダックは210.08ポイント安の15622.72で取引を終了した。本年のパンデミック終息に伴う強い回復を期待した景気循環株中心とした買いに寄り付き後、上昇。ISM製造業指数や雇用関連指標が予想を下回ったため失速したもののダウは終日堅調に推移し、連日で史上最高値を更新して終了した。ハイテクは長期金利の上昇を受けて売られ、ナスダック総合指数は下落した。

 今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。国内で新型コロナ感染が拡大しており、「オミクロン型」の感染も警戒され、株価の重しとなったことに加え、昨日の日経平均が500円を超す上げとなったことから短期的な利益確定売りが出やすかった。また、昨日の米株式市場でナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが東京市場のハイテク株や半導体関連株の買い手控え要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が上昇したことが東京市場の景気敏感株などの株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル116円10銭台と昨日15時頃に比べ40銭ほど円安・ドル高に振れたことが輸出関連株などの株価下支え要因となったことに加え、米長期金利が上昇したことが金融関連株の株価の支えとなり、寄り後、日経平均は昨日終値を挟んだ動きとなった。

 セクター別では、精密機器、その他製品、サービス業、医薬品、情報・通信業などが値下がり率上位、保険業、輸送用機器、銀行業、非鉄金属、鉱業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ、東エレク、アドバンテスト、信越化、ルネサス、三井ハイテク、キーエンス、任天堂、ZHD、エムスリー、日本電産、中外薬などが下落。他方、ソニーG、川崎汽船、三菱UFJ、ホンダ、デンソー、日本郵政、東京海上、パナソニック、ニトリHD、7&iHD、日本製鉄などが上昇している。

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