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欧米為替見通し:米国市場休場のため、ドル・円は114円台でもみ合う状態が続く見込み

17日の欧米外為市場では、ドル・円は114円台でもみ合う展開を予想する。17日は米国が祝日(キング牧師誕生日記念)のため、米国の株式・債券市場は休場となる。ユーロ圏の主要経済指標の発表予定もないため、有力な手掛かり材料は不足していることから、ドル・円を含めた主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続くとみられる。

先週14日に発表された12月米小売売上高速報と12月鉱工業生産は、いずれも市場予想を下回ったが、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁の発言などを意識して米長期金利は反発した。米国のインフレ率は1-3月期がピークとなり、今年半ばにかけて鈍化するとの見方は少なくないが、インフレ抑制のために年内3回程度の利上げが実施されることは既定路線となりつつある。

今後発表される雇用・インフレ関連の指標が市場予想とおおむね一致する状況が続いた場合、米長期金利は伸び悩む可能性があるが、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ継続や金融引き締めの推進を想定して、ドルは底堅い動きを保つ可能性がありそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・米国株式・債券市場は休場(キング牧師誕生日)

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