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日経平均は65円安でスタート、日本郵船やソフトバンクGなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27401.43;-65.80
TOPIX;1916.58;-3.14

[寄り付き概況]

 20日の日経平均は65.80円安の27401.43円と3日続落して取引を開始した。前日19日の米国株式市場は続落。ダウ平均は339.82ドル安の35028.65ドル、ナスダックは166.64ポイント安の14340.25で取引を終了した。金融のバンク・オブ・アメリカやモルガンスタンレーの好決算を好感し寄り付き後、上昇。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)の早期の急激な金融引き締めへの警戒感がくすぶり下落に転じ、引けにかけて下げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場はやや売りが先行した。米株式市場でダウ平均が昨日までの4営業日続落で1200ドルを超す下げとなったことが東京市場の株価の重しとなり、また、昨日はフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3%を超す下落となり、東京市場の半導体関連株の株価を抑えた。また、国内で新型コロナ感染拡大に歯止めがかからず、経済活動活性化が遅れるとの懸念が買い手控え要因となった。

 一方、昨日までの2日間で日経平均が800円を超す下げとなったことから自律反発狙いの買いが入りやすく、寄り後、日経平均は上げに転じた。なお、取引開始前に発表された12月の貿易収支は5824億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は7840億円の赤字だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は9-15日に国内株を4週ぶりに売り越した。売越額は130億円だった。

 セクター別では、鉱業、海運業、空運業、石油石炭製品、不動産業などが値下がり率上位、パルプ・紙、精密機器、非鉄金属、鉄鋼、建設業などが値上がり率上位に並んでいる。

 東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、日本郵船、INPEX、キーエンス、三菱UFJ、第一生命HD、リクルートHD、アドバンテスト、ホンダ、日産自、ルネサス、ベイカレント、塩野義薬、ANA、パナソニックなどが下落。

  他方、ソニーG、トヨタ、任天堂、NTT、KDDI、武田薬、日本郵政、JFE、ファナック、キヤノン、クボタなどが上昇している。

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