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マザーズ指数は6日続落、不透明感拭えず失速、値上がり率トップはINCLUSIVE

 本日のマザーズ指数は12.05pt安の669.67ptと6日続落。8日の米株式市場でNYダウは4日続落。ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)への加盟を断念する可能性を示唆したことで、停戦期待から一時買い戻しが加速し大幅上昇に転じる場面も。しかし、不透明感を払しょくできず、燃料価格上昇に伴うインフレ高進への懸念も重しとなり、引けにかけて再び下落した。前日まで5日続落と大幅に下落していたマザーズ指数は、自律反発狙いの買いも入るなか前日比8.39pt高の690.11ptでスタートすると、寄り付き直後に一時691.49pt(9.77pt高)まで上昇した。しかし、不透明感がくすぶるなか、買いが続かずにすぐに失速。その後は軟調なアジア市況を受けて冴えない展開の日経平均などが個人投資家心理の重しとなるなか、昼過ぎには667.50(14.22pt安)まで下落した。なお、売買代金は概算で1092.02億円。騰落数は、値上がり162銘柄、値下がり244銘柄、変わらず20銘柄となった。
 個別では、米国のロシア産原油輸入禁止で太陽電池製造装置の需要拡大の思惑が広がったエヌ・ピー・シーが大幅に上昇したほか、広域災害対策情報支援のテラ・ラボ(愛知県春日井市)に出資したと発表したACSLが小幅ながら上昇した。売買代金上位では連騰劇が続いているログリーが本日も大幅高となったほか、CCT、アドベンチャーが上昇。INCLUSIVEは宇宙事業開発会社「INCLUSIVE SPACE CONSULTING(ISC)」を設立すると発表したことで午後から急伸しストップ高となった。一方、業績予想を上方修正したものの小幅にとどまり、大幅な営業赤字のままとなったDELTA−Pがストップ安まで売られた。そのほか、売買代金上位ではメルカリ、BASE、JTOWER、サンバイオ、GRCS、フリー、アイドマHD、メドレー、プレイドなどが大きく下落した。

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