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NY為替:タカ派FOMC受けドル・円は一時119円12銭

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は118円22銭から119円12銭まで上昇し、118円76銭で引けた。連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り、政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.25ポイント引き上げ、0.25-0.50%に決定。声明では、ブラード米セントルイス連銀総裁が50ベーシスポイントの利上げを主張し、決定に反対に投じたことや、バランスシート縮小を今後の会合で開始することも明らかにした。FRB予測でメンバーがインフレ見通しを大幅に引き上げたほか、本年平均で7回の利上げを予想していることが明らかになったため、積極的な利上げペースを織り込み、債券利回りは上昇。ドル買いが加速した。

ユーロ・ドルは1.0951ドルまで下落後、1.1047ドルまで反発し、1.1036ドルで引けた。ロシアがウクライナとの停戦交渉に進展が見られるとの見解を示したため、域内の景気減速懸念が後退し、ユーロの買戻しが強まった。ユーロ・円は129円92銭から131円10銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3044ドルへ下落後、1.3157ドルまで反発した。英中銀の利上げを織り込むポンド買いが下値を支えた。ドル・スイスは0.9391フランから0.9460フランのレンジで上下に振れた。

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