28日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり95銘柄、値下がり123銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は10日ぶり反落。25日の米国市場でNYダウは続伸し、153ドル高となった。一方、利上げ観測が一段と強まったことで10年物国債利回りが一時2.5％まで上昇し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反落。また、中国・上海市がロックダウン（都市封鎖）を始めたと伝わったこともあり、週明けの日経平均は65円安からスタートすると、前場中ごろに一時27812.67円（前週末比337.17円安）まで下落した。日銀の「指し値オペ（公開市場操作）」実施通知を受けて下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的だった。
大引けの日経平均は前週末比205.95円安の27943.89円となった。東証1部の売買高は11億1024万株、売買代金は2兆5820億円だった。業種別では、非鉄金属、海運業、サービス業が下落率上位だった。一方、石油・石炭製品、空運業、保険業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の58％、対して値上がり銘柄は36％となった。
値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位は東エレクとなり、2銘柄で日経平均を約69円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは大平洋金属で6.64％安、同2位は東邦亜鉛で5.41％安だった。
一方、値上がり寄与トップは電通グループ、同2位は7&iHDとなり、2銘柄で日経平均を約5円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは三菱倉庫で3.96％高、同2位は三井トラストで3.51％高だった。三菱倉庫は、先週末に25年3月期を最終年度とする経営計画を策定し関心を集めたもよう。三井トラストは、野村證券が投資判断を新規に「バイ」、目標株価を6600円としたことが材料視されたようだ。
*15:00現在
日経平均株価 27943.89(-205.95)
値上がり銘柄数 95(寄与度+45.06)
値下がり銘柄数 123(寄与度-251.01)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
電通G 4985 75 +2.64
7&iHD 5522 69 +2.43
デンソー 8060 69 +2.43
トヨタ 2202 13 +2.29
セコム 8977 61 +2.15
三菱倉 3095 118 +2.08
ホンダ 3483 27 +1.90
菱地所 1892 43 +1.52
三井不 2745.5 38 +1.34
住友不 3522 38 +1.34
東京海上 7395 70 +1.23
キヤノン 2931 21 +1.11
SUBARU 1969 31 +1.09
任天堂 66070 290 +1.02
JT 2119.5 28.5 +1.00
日清粉G 1811 28 +0.99
ブリヂストン 4649 25 +0.88
アルプスアル 1172 24 +0.85
クボタ 2355.5 21 +0.74
浜ゴム 1662 38 +0.67
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 61940 -1130 -39.83
東エレク 62660 -830 -29.25
ダイキン 22465 -585 -20.62
信越化 18750 -440 -15.51
エムスリー 4262 -173 -14.63
リクルートHD 5382 -121 -12.79
ファナック 21850 -245 -8.63
アドバンテ 9530 -100 -7.05
TDK 4435 -65 -6.87
日東電 8920 -160 -5.64
住友鉱 6318 -270 -4.76
ソニーG 12720 -135 -4.76
オムロン 8300 -124 -4.37
テルモ 3763 -29 -4.09
NTTデータ 2373 -23 -4.05
村田製 8321 -116 -3.27
安川電 4790 -90 -3.17
アステラス薬 1945 -16 -2.82
日産化学 7310 -80 -2.82
エーザイ 5893 -74 -2.61