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マザーズ指数は大幅続伸、金利低下や1部からの物色シフトが追い風、値上がり率トップはJTOWER

 本日のマザーズ指数は30.60pt高の790.24ptと大幅続伸。29日の米株式市場でNYダウは4日続伸。ロシアとウクライナの停戦交渉について大きな進展が報じられたことで投資家心理が改善。長期金利の低下を受けたハイテク株の上昇が相場をけん引し、終日堅調に推移、ナスダック総合指数は大幅続伸となった。米金利の低下と大幅に続伸した米ハイテク・グロース(成長)株の動きを好感し、マザーズ指数は12.36pt高の772.00ptからスタート。朝方から買いが先行し、790pt手前まで上昇した後はしばらくもみ合いが続いたが、取引終盤から再び騰勢を強め、大引けとほぼ同時刻に790.61ptとこの日の高値を付けた。権利落ち日とあって主力株の一部が配当・優待落ちで売られたほか、円安・ドル高の一服もあり、東証1部の主力株から新興市場へと物色が移ったことが支援要因になったようだ。なお、売買代金は概算で2300.98億円。騰落数は、値上がり336銘柄、値下がり78銘柄、変わらず9銘柄となった。売買代金は3月1日以来の2000億円超えとなった。
 個別では、SaaS開発会社のLeanGo(東京都品川区)と業務提携したMacbeePが急伸し、従来未定としていた22年12月期の年間配当予想を20.00円(前期実績は無配)と発表したインパクトも大幅に上昇。IT開発・販売のミント(東京都中央区)を買収すると発表したバルテスも買われた。NTTドコモが保有する通信鉄塔最大6002基を取得すると発表し、連日でストップ高となっていたJTOWERは本日も急騰。一方、グローバルウェイ、アスカネット、GEI、そーせいグループ、サンバイオなどが軟調だった。なお、本日マザーズ市場に新規に株式公開したギックスは公開価格を2.8%上回る1100円で初値を付けた後は売りが優勢となり、985円で取引を終えた。

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