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NY債券:米長期債相場は弱含み、2年債利回りは10年債利回りを上回る

1日の米国長期債相場は、弱含み。米労働省がこの日発表した3月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比+43.1万人、失業率が3.6%、平均時間給は前年比+5.6%と良好な内容だったことから、インフレ抑制に積極的な利上げが必要になるとの見方が広がった。2年債利回りが大幅に上昇し、10年債と30年債の利回り水準を上回った。ただ、ウクライナ情勢は引き続き流動的であり、安全逃避的な債券買いも一部で観測された。

CMEのFedWatchによると、5月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が0.75-1.00%となる確率は、1日時点で73%程度。6月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が1.25-1.50%以上となる確率は79%程度。10年債利回りは2.452%近辺まで上昇した後、一時2.355%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて2.382%近辺で推移。

イールドカーブは、フラットニング気配。2年−10年は-6.90bp近辺、2−30年は-2.00bp近辺で引けた。2年債利回りは2.46%(前日比:+13bp)、10年債利回りは2.38%(同比:+4bp)、30年債利回りは、2.43%(同比:-1bp)で取引を終えた。

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