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NY為替:米金融引き締め加速や対ロ制裁強化でドル強含み

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、122円60銭から122円96銭まで上昇して122円75銭で引けた。米2月耐久財受注改定値や2月製造業受注が1月からマイナスに落ち込んだものの予想を上回ったほか、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が5月FOMCでの0.5%ポイントの利上げの確率が高まったとの見解を示すなど、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め加速の思惑に金利上昇に伴うドル買いが強まった。露軍のウクライナでの民間人虐殺疑惑を受けた欧米の対ロ制裁強化で停戦も遠のき、有事のドル買いも下支えとなった可能性がある。

ユーロ・ドルは1.1007ドルから1.0961ドルまで下落し、1.0973ドルで引けた。停戦協議が継続するかたわら、ロシア軍によるウクライナ首都キーウ近郊ブチャなどでの民間人虐殺を受けEUが追加制裁に動くなど、域内経済が一段と悪化するとの懸念がユーロ売りにつながった。ユーロ・円は135円13銭から134円57銭まで下落。ポンド・ドルは1.3095ドルまで下落後、1.3129ドルまで反発。ドル・スイスは0.9275フランから0.9245フランまで下落した。

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