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NY株式:NYダウ84ドル高、FOMC控え神経質な展開

米国株式市場は反発。ダウ平均は84.29ドル高の33061.50ドル、ナスダックは201.38ポイント高の12536.02で取引を終了した。4月ISM製造業景況指数や3月建設支出が予想外に悪化するなど低調な経済指標を嫌い、寄り付き後、下落。今週予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げを警戒し売り先行で推移した。さらに、10年債利回りが節目の3%を上回ると売りにさらに拍車がかかり、S&P500種指数は本年度の最安値を更新。同時に、安値付近では値ごろ感からの買いが強まり、主要株式指数は引けにかけて上昇に転じた。セクター別では、半導体・同製造装置や自動車・自動車部品が上昇した一方で、不動産が下落した。

ゲームソフト開発会社のアクティビジョン・ブリザード(ATVI)は著名投資家のバフェット氏が週末に行われた同氏が率いる保険のバークシャー・ハサウェイ(BRK)の年次株主総会で同社株の保有を増やしたことを明らかにし、上昇。同社買収をすでに発表しているソフトウェア会社のマイクロソフト(MSFT)も買われた。バイオのモデルナ(MRNA)は食品医薬品局(FDA)が6歳未満対象の同社製ワクチンの緊急使用申請を巡り許可する方針が報じられ、上昇。一方で、医薬品メーカーのバーテックス・ファ—マシュ—ティカルズ(VRTX)はFDAが同社製の糖尿病治療薬を巡る調査を一時保留にしたとの報道で売られた。

オンライン小売のアマゾン(AMZN)はNY市スタテンアイランドの2カ所目の物流拠点で、組合結成の有無を問う労働者による投票が行われ反対多数で否決された。1カ所目では、可決されている。

Horiko Capital Management LLC

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