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NY株式:NYダウ67ドル高、FOMC睨んだもみ合い継続

NY株式:NYダウ67ドル高、FOMC睨んだもみ合い継続

米国株式市場は続伸。ダウ平均は67.29ドル高の33128.79ドル、ナスダックは27.74ポイント高の12563.76で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)開始に伴う調整で金利が低下したため、寄り付き後、上昇。同時に、FRBの急速な引き締めを警戒した根強い売りに押され一時下落に転じた。ただ、雇用関連指標や製造業受注の経済指標の強い結果を好感した買いが下値を支え、終日もみ合いが継続。引けにかけて押し目買い買いが強まり、一段と相場を押し上げた。セクター別では、エネルギーや銀行が上昇した一方、消費者サービスが下落。

製薬会社のファイザー(PFE)や消費財メーカーのクロロックス(CLX)は第1四半期決算で1株利益が予想を上回り、それぞれ上昇。エネルギー会社のデボン・エナジー(DVN)は第1四半期決算の内容が予想を上回り、増配や自社株買い拡大計画を発表し、買われた。デジタル・ソリューションのプロバイダー、ウェスタンデジタル(WDC)は物言う投資家のエリオットマネージメントによる同社株保有が明らかになり、上昇。化粧品メーカーのエスティーローダー(EL)は中国のパンデミック絡みの都市封鎖が影響し通年の売り上げの伸びや調整後の1株利益見通しを引き下げたため、売られた。オンライン旅行サービス会社のエクスぺディア・グループ(EXPE)は第1四半期決算で1株損失を計上したほか、新型コロナのオミクロン流行が影響し需要回復が遅れると悲観的な見解を示し、下落。教育サービス会社のチェグ(CHGG)は四半期決算で今期の内容が予想を上回ったものの、第2四半期、通年の業績見通しを引き下げたため、大幅安となった。

配車サービスのリフト配車サービスのリフト(LYFT)は取引終了後に決算を発表。予想外に1株利益を計上も利用者の伸びが予想を下回り時間外取引でもみ合い。旅行情報サイト・予約サイト運営するエアビーアンド・ビー(ABNB)は決算で損失が予想ほど拡大せず、買われている。

Horiko Capital Management LLC

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