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ズボラでもお金が貯まる!FP直伝「3つの数字」を記録するだけの家計管理術=川畑明美

お金を管理しなくちゃと思いながらも、「家計簿なんて面倒くさい」という方は多いでしょう。実は、いちいち細かく収入と支出を管理しなくても、お金は貯められます。今回はフィナンシャルプランナーとして活動する私が実践した「3つの数字」を記録するだけで500万円を貯めた方法をご紹介します。(『教育貧困にならないために』川畑明美)

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プロフィール:川畑明美(かわばた あけみ)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。

お金の管理は「3つの記録」でいい

「お金の管理をしましょう」と伝えると、家計簿をつけなくてはいけないと考える人が多いようです。ですが、単純に「収入・支出・残高」を確認するだけでも、大きく違います。

まずは給料日に、入金された金額を記録します。これが「収入」ですね。

そして、お給料日の前日までに銀行から引き出した金額を書き出します。こちらは「支出」の合計です。

さらに、銀行の「残高」も記録しておくと良いでしょう。

お給料の金額よりも引き出した金額の方が多ければ赤字家計です。

たったこれだけ。収入・支出の合計と、銀行の残高を記録するだけでも、家計の状況がよくわかり、お金は貯まりやすくなります。

レシートやキャッシュレス決済の明細を確認する

そして、できれば買い物をしたレシートやキャッシュレス決済の明細も眺めてみましょう。

「この支出は節約できるなぁ」と思える分を、翌月から給料日に他の銀行口座に預け替えという方法もあります。つまり、貯蓄用の口座にお金を入金するということです。

これを「お給料日にやる」のが大切です。

Next: 「3つの数字」を記録して500万円を貯めたFP直伝の貯蓄術



ざっくりでよいので「収入・支出・残高」を把握すること

私は独身時代、この方法で500万円くらい貯めることができました。

この資金は、マイホームを購入した時にほとんど使ってしまいましたが、コツコツ貯蓄していたおかげで、結婚後すぐにマイホームを購入することができたのです。

お給料日に自分で預け替えするのが面倒でしたら、積立定期を利用してもいいですね。投資信託の積立でも、銀行引き落としにすることもできます。

お給料が入ったら、すぐに貯蓄口座に入れることが重要です。そうすれば、残ったお金でなんとかヤリクリする習慣が身につきます。

「家計簿なんて面倒くさい」と言わずに、いくら収入があって、いくら使ったのか、そして残高がいくらあるのか……これだけでもチェックしてみてくださいね。

残業代などで、収入も毎月違うはずです。毎月、記録するだけでも、意識は大きく変わります。

お金の管理は、細かくするのではなく、ざっくりでも良いので入ってきた収入と使った支出を把握することが大事です。

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image by:TimeImage Production / Shutterstock.com

教育貧困にならないために』(2022年5月10日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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