5月11日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり69銘柄、値下がり153銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反発。10日の米株式市場でNYダウは4日続落。世界経済の減速懸念を背景に景気敏感株が軟調。金利低下が支援も、4月消費者物価指数(CPI)を前にした警戒感が強いなか、クリーブランド連銀メスター総裁のタカ派発言が重しとなり、もみ合いの末に下落。一方、長期金利の低下を受けてナスダック総合指数は4日ぶり反発、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2%強と大幅に反発。前日に時間外取引のナスダック100先物の上昇を通じて米株高を織り込んでいた日経平均は121.72円安からスタート。それでもSOXの大幅高などを背景に値がさハイテク株に買いが入るなか、好決算銘柄への買いも下支えし、下げ渋ると、前引けにかけてプラス転換。後場はトヨタ自の決算後の株価急落が重しとなったが、下げ渋ってプラス圏を維持した。
大引けの日経平均は前日比46.54円高の26213.64円となった。東証プライムの売買高は13億6854万株、売買代金は3兆2045億円だった。セクターでは海運、鉄鋼、その他製品などが上昇率上位に並んだ一方、保険、輸送用機器、銀行などが下落率上位となった。東証プライムの値上がり銘柄は全体の34%、対して値下がり銘柄は63%となった。
値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約51円押し上げた。同2位はファーストリテとなり、ダイキン、アドバンテ、オリンパス、テルモ、横河電などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはトヨタ自となり1銘柄で日経平均を約16円押し下げた。同2位は第一三共となり、太陽誘電、デンソー、ホンダ、KDDI、村田製がつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 26213.64(+46.54)
値上がり銘柄数 69(寄与度+232.81)
値下がり銘柄数 153(寄与度-186.27)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 54920 1470 +51.66
ファーストリテ 59000 980 +34.44
ダイキン工 20405 780 +27.41
アドバンテス 8530 150 +10.54
オリンパス 2283 68.5 +9.63
テルモ 3794 67 +9.42
横河電 2264 257 +9.03
ソニーG 10720 220 +7.73
エムスリー 3926 90 +7.59
バンナムHD 8422 183 +6.43
任天堂 58190 1830 +6.43
コナミHD 7710 140 +4.92
ファナック 19595 135 +4.74
協和キリン 2754 125 +4.39
富士フイルム 7205 107 +3.76
セコム 9385 77 +2.71
ネクソン 2976 32 +2.25
キヤノン 3172 42 +2.21
リコー 1042 52 +1.83
郵船 9770 500 +1.76
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
トヨタ自 2082 -96.5 -16.96
第一三共 3189 -99 -10.44
太陽誘電 4955 -275 -9.66
デンソー 7241 -248 -8.72
ホンダ 3247 -102 -7.17
KDDI 4317 -26 -5.48
村田製 8061 -189 -5.31
伊藤忠 3555 -138 -4.85
コマツ 2960 -138 -4.85
塩野義薬 6965 -124 -4.36
日立建機 2920 -110 -3.87
住友鉱 5003 -217 -3.81
TDK 4030 -35 -3.69
ソフトバンクG 4883 -17 -3.58
京セラ 6877 -44 -3.09
東京海上 6750 -171 -3.00
スズキ 3840 -85 -2.99
日東電 8990 -70 -2.46
大平洋金 2500 -700 -2.46
7&iHD 5636 -69 -2.42