16日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり86銘柄、値下がり137銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は続伸。13日の米国市場でNYダウは7日ぶりに大幅反発し、466ドル高となった。パウエル連邦準備理事会(FRB)議長が0.75ptの利上げについて「積極的には検討していない」と再度表明し、ハイテク株を中心に自律反発期待の買いが優勢だった。
週明けの東京市場でも値がさグロース(成長)株などに買いが先行し、日経平均は325円高からスタート。ただ、先行きへの根強い警戒感から伸び悩み、前引けにかけて前週末終値近辺まで失速する場面もあった。後場になると100円前後高い水準でややこう着感を強めた。
大引けの日経平均は前週末比119.40円高の26547.05円となった。なお、東証株価指数(TOPIX)は-0.05%と小幅に反落。東証プライム市場の売買高は15億0049万株、売買代金は3兆1759億円だった。業種別では、倉庫・運輸関連業、サービス業、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、非鉄金属、鉄鋼、その他金融業が下落率上位だった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の35%、対して値下がり銘柄は64%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位はKDDIとなり、2銘柄で日経平均を約71円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはNTNで11.68%高、同2位はフジクラで7.33%高だった。
一方、値下がり寄与トップはオリンパス、同2位はホンダとなり、2銘柄で日経平均を約28円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはDOWAで13.06%安、同2位はヤマハ発で9.11%安だった。DOWAは、想定以上の今期減益見通しがマイナス視され、ヤマハ発は通期増益予想に対してやや低調な滑り出しとなった第1四半期決算が嫌気された。
*15:00現在
日経平均株価 26547.05(+119.40)
値上がり銘柄数 86(寄与度+259.75)
値下がり銘柄数 137(寄与度-140.35)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 59830 1050 +36.90
KDDI 4413 166 +35.00
NTTデータ 2014 120 +21.09
ソフトバンクG 5110 70 +14.76
リクルートHD 4692 136 +14.34
トレンド 7200 340 +11.95
日産化 7420 320 +11.25
エムスリー 3843 99 +8.35
ダイキン工 20710 235 +8.26
バンナムHD 8744 226 +7.94
TDK 4210 75 +7.91
ファナック 20000 170 +5.97
京セラ 7059 81 +5.69
コナミHD 7960 160 +5.62
セコム 8436 150 +5.27
オムロン 7267 144 +5.06
第一三共 3341 39 +4.11
テルモ 3980 27 +3.80
大塚HD 4422 106 +3.73
資生堂 5360 105 +3.69
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
オリンパス 2622 -133 -18.70
ホンダ 3175 -145 -10.19
ネクソン 2934 -131 -9.21
ヤマハ発 2545 -255 -8.96
日清粉G 1588 -145 -5.10
DOWA 4425 -665 -4.67
キッコマン 7270 -110 -3.87
住友ファーマ 1112 -97 -3.41
任天堂 56340 -910 -3.20
コムシスHD 2465 -90 -3.16
アサヒ 4686 -78 -2.74
中外薬 3566 -25 -2.64
豊田通商 4440 -70 -2.46
日東電 8950 -70 -2.46
住友化 520 -51 -1.79
スズキ 3723 -49 -1.72
7&iHD 5638 -47 -1.65
丸井G 2339 -47 -1.65
オリックス 2253.5 -46.5 -1.63
三井物産 3035 -45 -1.58