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日経平均は3日続伸、市況関連株などに買い、香港株高の追い風も

日経平均は3日続伸。16日の米国市場でNYダウは小幅に続伸し、26ドル高となった。ハイテク株を中心に売りが出る一方、原油先物相場の上昇とともに関連銘柄が買われたほか、景気の影響を受けにくいディフェンシブ株の上昇も相場を下支えした。本日の日経平均も8円高と小幅に上昇してスタートすると、朝方には26440.62円(前日比106.43円安)まで下落する場面があった。前場中ごろを過ぎて香港株高などを追い風に一時26709.26円(同162.21円高)まで上昇すると、まずまず堅調ながら上値の重い展開となった。

大引けの日経平均は前日比112.70円高の26659.75円となった。東証プライム市場の売買高は13億2098万株、売買代金は2兆8190億円だった。業種別では、鉱業、海運業、石油・石炭製品が上昇率上位だった。一方、食料品、銀行業、小売業が下落率上位だった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の55%、対して値下がり銘柄は41%となった。

個別では、郵船や川崎船の上昇が目立ち、東エレクも堅調。レーザーテックやソフトバンクGは小高く引けた。リクルートHDは決算が好感されて2%の上昇。INPEXは原油高を受けて5%超上昇し、ENEOSは連日で年初来高値を更新した。また、日医工が急反発してストップ高を付け、東証プライム市場の上昇率トップ。米社との経営統合に向けた株式公開買付け(TOB)実施が発表されたキトーは買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、三菱UFJやトヨタ自がさえない。三菱UFJは株主還元が好感されたものの、銀行株全般に米長期金利の低下が売り材料視されたようだ。決算発表銘柄では電通Gなどが売られ、アサヒは原材料高への警戒感が強まって急落。また、レアジョブは売り気配のままストップ安比例配分となった。

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