23日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり141銘柄、値下がり78銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は続伸。132.98円高の26872.01円（出来高概算5億6697万株）で前場の取引を終えている。先週末20日の米株式市場でNYダウは8.77ドル高とほぼ横ばい。都市封鎖で景気後退が懸念されている中国において、中国人民銀行（中央銀行）が景気下支えを目的とした利下げを実施したことで世界経済の鈍化懸念が緩和。ただ、米国経済が来年にも景気後退入りするとの根強い懸念が上値抑制要因に。一方、オプション取引の満期日に伴うテクニカルな動きも見られ、荒い展開の末に引けにかけてNYダウは再びプラス圏を回復。ナスダック総合指数は-0.29％と3日続落した。ただ、週明けの日経平均は、時間外取引の米株価指数先物が堅調に推移していたことを支援要因に252.39円高からスタートすると、一時27000円を回復。国内大型連休後の新型コロナ新規感染の警戒感後退や6月からの水際対策緩和による経済回復への期待も寄与。ただ、戻り待ちの売りが根強く、前引けにかけては上げ幅を縮めた。
値上がり寄与トップはファナック、同2位は東京海上となり、2銘柄で日経平均を約20円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは東京海上で8.08％高、同2位はSOMPOで8.01％高だった。東京海上は、堅調な業績推移に加えて増配や自社株買いが評価材料視され、SOMPOも増配による利回り水準上昇や自社株買いが好感される形に。
一方、値下がり寄与トップは東エレク、同2位はアドバンテスとなり、2銘柄で日経平均を約8円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは東ソーで3.92％安、同2位は日揮HDで3.42％安だった。
*11:30現在
日経平均株価 26872.01(+132.98)
値上がり銘柄数 141(寄与度+168.78)
値下がり銘柄数 78(寄与度-35.80)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 20830 310 +10.89
東京海上 7330 548 +9.63
エムスリー 3941 88 +7.42
テルモ 4081 47 +6.61
ファーストリテ 59800 170 +5.97
オリンパス 2697 38 +5.34
オムロン 7395 146 +5.13
KDDI 4550 24 +5.06
トレンド 7430 140 +4.92
花王 5109 138 +4.85
バンナムHD 9159 124 +4.36
京セラ 7138 61 +4.29
資生堂 5211 121 +4.25
NTTデータ 2034 24 +4.22
第一三共 3345 34 +3.58
アステラス薬 1982.5 20 +3.51
日産化 7300 100 +3.51
中外薬 3568 32 +3.37
塩野義薬 6867 91 +3.20
デンソー 7580 83 +2.92
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 58240 -150 -5.27
アドバンテス 8670 -40 -2.81
7＆iHD 5226 -76 -2.67
コマツ 3138 -73 -2.57
日揮HD 1695 -60 -2.11
クボタ 2250.5 -58 -2.04
東ソー 1887 -77 -1.35
ホンダ 3200 -18 -1.27
ソニーG 11490 -35 -1.23
信越化 17890 -25 -0.88
トヨタ自 2043.5 -4.5 -0.79
富士フイルム 6955 -21 -0.74
丸井G 2405 -21 -0.74
ネクソン 3070 -10 -0.70
フジクラ 763 -16 -0.56
日立建機 2920 -13 -0.46
凸版印 2389 -25 -0.44
三菱重 4803 -113 -0.40
住友ファーマ 1073 -11 -0.39
コナミHD 8750 -10 -0.35