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日経平均は36円安でスタート、T&Dホールディングスや三菱自などが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26711.53;-36.61
TOPIX;1876.11;-2.15

[寄り付き概況]

 25日の日経平均は36.61円安の26711.53円と続落して取引を開始した。前日24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は48.38ドル高の31928.62ドル、ナスダックは270.83ポイント安の11264.45で取引を終了した。5月の製造業や4月住宅関連指標が軒並み悪化、景気後退入り懸念も再燃し、寄り付き後、下落。オンライン小売りなどの一部企業が高インフレなどが影響し消費センチメントの急速な悪化を警告し業績下方修正していることが投資家心理に影響し下げが加速した。しかし、引けにかけ、金利が低下し1カ月ぶり低水準となると、下げ幅を縮小した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でナスダック総合指数が2%を超す下げとなったことが東京市場のハイテク株の株価の重しとなり、また、外為市場で1ドル=126円80銭台と昨日15時頃に比べ70-80銭ほど円高・ドル安に振れたことが輸出株などの買い手控え要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が一時500ドルを超す下げとなったがその後下げ渋り、上げに転じて取引を終えたことや、昨日の海外市場で米長期金利が低下したことなどが東京市場で安心感となり、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。

 セクター別では、その他製品、輸送用機器、空運業、非鉄金属、サービス業などが値下がり率上位、石油石炭製品、繊維製品、ゴム製品、海運業、卸売業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、T&Dホールディングス、三菱自、楽天グループ、任天堂、リクルートHD、ファーストリテ、住友鉱、ホンダ、ソニーG、オムロン、日立、コマツ、村田製、ソフトバンクGなどが下落。他方、伊藤忠、川崎汽船、ダイキン、ENEOS、レーザーテック、ブリヂストン、HOYA、第一三共、ルネサスなどが上昇している。

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