5月25日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり90銘柄、値下がり126銘柄、変わらず9銘柄となった。
日経平均は続落。24日の米株式市場でNYダウは小幅に3日続伸。経済指標の悪化を受けて景気後退入り懸念が再燃。一部企業が業績予想を下方修正したことでSNS関連株が軒並み急落したことも影響した。一方、ディフェンシブ銘柄に買いが入り、NYダウは引けにかけてプラス転換。ナスダック総合指数は-2.34%の大幅反落だった。前日にナスダック100先物の下落を通じて米株安を織り込んでいた日経平均は、NYダウの上昇を受けて36.61円安の小安い水準からスタート。朝方に一時170円程下落したが、ナスダック100先物が堅調に推移していたことが支えとなり、その後は下げ幅を縮め、午後には一時プラス圏に浮上した。しかし、今晩の米国市場で控える半導体大手エヌビディアの決算や、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(5月3-4日開催)の公表を前にその後は再び下落に転じた。
大引けの日経平均は前日比70.34円安の26677.80円となった。東証プライムの売買高は11億6492万株、売買代金は2兆7190億円だった。セクターではその他製品、水産・農林、サービスなどが下落率上位に並んだ一方、不動産、海運、電気・ガスなどが上昇率上位となった。東証プライムの値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は35%となった。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約18円押し下げた。同2位はリクルートHDとなり、電通グループ、ファーストリテ、任天堂、NTTデータ、ソニーGなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約15円押し上げた。同2位は第一三共となり、ネクソン、テルモ、住友不、三菱地所、三井不がつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 26677.80(-70.34)
値上がり銘柄数 90(寄与度+96.40)
値下がり銘柄数 126(寄与度-166.74)
変わらず銘柄数 9
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 58680 450 +15.81
第一三共 3475 105 +11.07
ネクソン 3160 65 +4.57
テルモ 4155 31 +4.36
住友不 3398 97 +3.41
三菱地所 1955.5 94.5 +3.32
三井不 2780.5 91.5 +3.22
コナミHD 8780 90 +3.16
三菱商事 4492 75 +2.64
キッコマン 6690 70 +2.46
ブリヂス 4984 69 +2.42
アステラス薬 2002 13 +2.28
豊田通商 4595 65 +2.28
キーエンス 49360 610 +2.14
京セラ 7200 30 +2.11
JPX 1964 52.5 +1.85
日東電 9080 50 +1.76
三井物産 3174 49 +1.72
7&iHD 5223 46 +1.62
伊藤忠 3724 42 +1.48
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5102 -89 -18.77
リクルートHD 4457 -143 -15.08
電通グループ 4175 -285 -10.02
ファーストリテ 59580 -280 -9.84
任天堂 57200 -2540 -8.93
NTTデータ 1992 -35 -6.15
ソニーG 11205 -165 -5.80
エムスリー 3796 -64 -5.40
TDK 4285 -50 -5.27
ホンダ 3106 -70 -4.92
オムロン 7163 -135 -4.74
中外薬 3507 -44 -4.64
エーザイ 5324 -118 -4.15
KDDI 4548 -19 -4.01
塩野義薬 6788 -106 -3.73
村田製 8055 -114 -3.21
ファナック 20825 -85 -2.99
デンソー 7414 -80 -2.81
ミネベア 2265 -78 -2.74
富士フイルム 6823 -56 -1.97