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日経平均は7円高でスタート、ソフトバンクGや楽天グループなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26685.02;+7.22
TOPIX;1878.95;+2.37

[寄り付き概況]

 26日の日経平均は7.22円高の26685.02円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日25日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は191.66ドル高の32120.28ドル、ナスダックは170.29ポイント高の11434.74で取引を終了した。寄り付きは下落。その後上昇するも5月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を控え、様子見姿勢から上昇幅は縮小した。議事要旨は、積極的な引き締め継続姿勢が示された一方で、タカ派姿勢への警戒を強める内容ではなく、安心感から上げ幅を拡大した。足元で売りが強まっていた小売りやハイテク銘柄にも買いが入り、相場の上昇をけん引した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇し、東京市場の株価の支えとなり、また、日経平均が昨日までの2日間で300円を超す下げとなったことから、短期的な自律反発狙いの買いも入りやすかった。一方、昨日の日経平均が26700円台に位置する25日移動平均線を下回って取引を終えたことから上値の重さが意識され、株価の重しとなった。また、米国で2-4月期決算を発表した画像処理半導体の米エヌビディアやビックデータ保管・分析を手掛ける米スノーフレイクの株価が、決算発表を受けた時間外取引で下落したことが東京市場で警戒材料となったが、寄付き段階ではやや買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は15-21日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は41億円だった。

 セクター別では、輸送用機器、ゴム製品、空運業、鉱業、不動産業などが値上がり率上位、海運業、電気・ガス業、精密機器、電気機器が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG、ファーストリテ、楽天グループ、JAL、トヨタ、オリンパス、ブリヂストン、JR東、クボタ、丸紅などが上昇。他方、HOYA、三菱電、DeNA、ファナック、信越化、アドバンテスト、東エレク、レーザーテック、商船三井、日本郵船、エムスリー、MS&ADなどが下落している。

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