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米国株見通し:下げ渋りか、FOMC見極め様子見ムードに

(11時50分現在)

S&P500先物      3,766.30(+16.7)
ナスダック100先物  11,356.50(+68.2)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は150ドル高。米金利は伸び悩んでおり、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

13日の主要3指数は大幅続落。序盤から幅広い売りが指数を押し下げ、ダウは1000ドル超も下げる場面があり30516ドルで取引を終えた。前週末に発表された5月消費者物価指数(CPI)が予想外に強含み、連邦準備制度理事会(FRB)は14-15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で引き締めをさらに加速させるとの警戒が継続。長期金利の上昇が止まらずハイテク関連が大きく下げたほか、リセッション懸念で消費関連も下げが目立った。

本日は下げ渋りか。11年ぶりの高水準に上昇した長期金利にはなお金利先高観が続き、ハイテク関連をはじめ幅広い売りを誘発しよう。前日同様、リセッションへの懸念から消費関連も売りが出やすい。一方、今晩から開催されるFOMCでは0.50%利上げはほぼ織り込み済みだが、今後は利上げ幅拡大など引き締め加速が警戒される地合いに変わりはない。ただ、政策決定の内容を見極めようと、売り一巡後は様子見ムードが広がりそうだ。

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