6月28日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり192銘柄、値下がり29銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は4日続伸。27日の米株式市場ではNYダウが62ドル安と小幅反落。5月耐久財受注速報値などの良好な結果を受けて買い先行スタート。ただ、2年債や5年債入札の低調な結果を受けて金利が上昇するとハイテク中心に売られ、主要株価指数は下落に転じた。ナスダック総合指数は-0.71%と3日ぶり反落。米株安を引き継いで日経平均は75.59円安からスタート。時間外取引のナスダック100先物が堅調に推移するなか、すぐに切り返してプラスに転換すると、その後はじりじりと水準を切り上げ、前場中ごろには一時27000円を回復。ただ、戻り待ちの売りから失速すると売りが膨らみ、前引けにかけて再び下落に転じた。しかし、月末にかけての年金基金のリバランス(資産配分の再調整)目的の買いへの期待などもある中、午後は再び買い優勢。上海総合指数が上昇に転じたこともあり、引けにかけて再び27000円を回復した。
大引けの日経平均は前日比178.20円高の27049.47円となった。東証プライム市場の売買高は12億2685万株、売買代金は2兆8093億円だった。セクターでは鉱業、不動産、石油・石炭を筆頭にほぼ全面高となった。一方、空運のみが小幅に下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の81%、対して値下がり銘柄は16%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約17円押し上げた。同2位はKDDIとなり、第一三共、トヨタ自、ダイキン、アステラス薬、ホンダがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはリクルートHDとなり1銘柄で日経平均を約8円押し下げた。同2位は東エレクとなり、エムスリー、アドバンテ、信越化、日東電、テルモなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27049.47(+178.20)
値上がり銘柄数 192(寄与度+222.10)
値下がり銘柄数 29(寄与度-43.90)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 72000 510 +17.92
KDDI 4402 64 +13.49
第一三共 3421 98 +10.33
トヨタ自 2167.5 46 +8.08
ダイキン工 22075 225 +7.91
アステラス薬 2197 34 +5.97
ホンダ 3382 78 +5.48
大塚HD 4935 138 +4.85
オリンパス 2732 32 +4.50
コマツ 3084 111 +3.90
日立建機 3070 107 +3.76
デンソー 7453 103 +3.62
セコム 8414 102 +3.58
任天堂 59400 1020 +3.58
塩野義薬 6858 100 +3.51
ソニーG 11600 95 +3.34
三井不 2983 92 +3.23
エーザイ 5712 92 +3.23
東京海上 8187 181 +3.18
スズキ 4307 85 +2.99
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
リクルートHD 4029 -83 -8.75
東エレク 47550 -220 -7.73
エムスリー 3923 -81 -6.83
アドバンテス 7630 -40 -2.81
信越化 15625 -75 -2.64
日東電 9040 -60 -2.11
テルモ 4111 -15 -2.11
村田製 7885 -54 -1.52
ファナック 22145 -35 -1.23
花王 5552 -31 -1.09
TDK 4350 -10 -1.05
オムロン 7077 -28 -0.98
ソフトバンクG 5414 -4 -0.84
安川電 4490 -20 -0.70
JT 2398 -18 -0.63
太陽誘電 4950 -15 -0.53
楽天グループ 628 -14 -0.49
シャープ 1049 -13 -0.46
スクリーンHD 9870 -60 -0.42
ネクソン 2858 -5 -0.35