6月29日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり61銘柄、値下がり157銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は5日ぶり反落。28日の米株式市場ではNYダウが491ドル安と大幅続落。中国が新型コロナ規制を緩和したことが好感されて買い先行。NY連銀のウィリアムズ総裁が「経済が強く、景気後退は基本シナリオではない」と発言したことも買いを後押し。しかし、その後発表された6月の消費者信頼感指数が予想以上に悪化し、景気後退懸念が強まると下落転換し、引けにかけて売りが加速した。ナスダック総合指数は-2.97％と大幅続落。米株安を引き継いで日経平均は235.24円安からスタート。朝方は売りが先行し、下げ幅は一時350円を超えた。アジア市況も大きく下落していた中ではあったが、午後は緩やかながら、下げ幅を縮める動きが続いた。今晩の欧州中央銀行（ECB）主催の経済フォーラムでの高官発言などを見極めたいとの思惑も働いたようだ。
大引けの日経平均は前日比244.87円安の26804.60円となった。東証プライム市場の売買高は16億6292万株、売買代金は3兆8714億円だった。セクターではゴム製品、鉱業、海運が下落率上位となった一方、電気・ガス、空運、陸運が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の54％、対して値上がり銘柄は43％となった。
値下がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約47円押し下げた。同2位はソフトバンクGとなり、KDDI、ファーストリテ、アステラス薬、ダイキン、トヨタ自などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはバンナムHDとなり1銘柄で日経平均を約7円押し上げた。同2位はヤマハとなり、ネクソン、トレンド、エーザイ、資生堂、京成がつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 26804.60(-244.87)
値上がり銘柄数 61(寄与度+45.10)
値下がり銘柄数 157(寄与度-289.97)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
バンナムHD 9819 207 +7.27
ヤマハ 5730 160 +5.62
ネクソン 2935 77 +5.41
トレンド 6890 140 +4.92
エーザイ 5800 88 +3.09
資生堂 5479 61 +2.14
京成 3765 90 +1.58
住友不 3680 36 +1.27
三井不 3016 33 +1.16
エムスリー 3936 13 +1.10
富士通 17380 245 +0.86
イオン 2353 24 +0.84
京王 4795 105 +0.74
リクルートHD 4036 7 +0.74
セコム 8433 19 +0.67
日製鋼所 3065 90 +0.63
積水ハウス 2388.5 17 +0.60
三菱地所 2027 13.5 +0.47
味の素 3328 13 +0.46
小田急 1830 26 +0.46
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 46200 -1350 -47.44
ソフトバンクG 5325 -89 -18.77
KDDI 4319 -83 -17.50
ファーストリテ 71540 -460 -16.17
アステラス薬 2151.5 -45.5 -8.00
ダイキン工 21860 -215 -7.56
トヨタ自 2128 -39.5 -6.94
中外薬 3528 -61 -6.43
ブリヂス 4985 -182 -6.40
キヤノン 3118 -121 -6.38
アドバンテス 7540 -90 -6.33
TDK 4290 -60 -6.33
京セラ 7327 -89 -6.26
村田製 7678 -207 -5.82
エプソン 1950 -70 -4.92
日東電 8900 -140 -4.92
ファナック 22010 -135 -4.74
大塚HD 4805 -130 -4.57
電通グループ 4170 -130 -4.57
デンソー 7328 -125 -4.39