6月30日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり40銘柄、値下がり180銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は大幅続落。29日の米株式市場ではNYダウが82ドル高と3日ぶり反発。個人消費の大幅な引き下げを要因に1-3月期国内総生産(GDP)の確定値が予想外に下方修正されたことで、景気後退懸念が強まった。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が景気よりもインフレ抑制を優先する姿勢を強調したことも重荷となった。一方、ドイツの6月消費者物価指数(CPI)の伸びが予想外に鈍化し、米長期金利が低下したことが投資家心理を改善させた。ナスダック総合指数は-0.03%とほぼ横ばい。方向感に欠ける展開だった米株市場を引き継いで、日経平均は51.32円安と小甘くスタート。しかし、時間外取引のダウ平均先物が軟調に推移するなか終日下値模索の展開となり、後場終盤には一時480円超も下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比411.56円安の26393.04円となった。東証プライム市場の売買高は13億6402万株、売買代金は3兆2144億円だった。セクターでは鉱業、その他金融、電気機器が下落率上位となった一方、繊維製品、パルプ・紙、電気・ガスが上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の71%、対して値上がり銘柄は26%となった。
値下がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約66円押し下げた。同2位はファナックとなり、アドバンテ、ソフトバンクG、ファーストリテ、ソニーG、ネクソンなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは第一三共となり1銘柄で日経平均を約4円押し上げた。同2位はキッコーマンとなり、武田薬、塩野義薬、大成建、大塚HD、シャープがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 26393.04(-411.56)
値上がり銘柄数 40(寄与度+14.49)
値下がり銘柄数 180(寄与度-426.05)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
第一三共 3437 40 +4.22
キッコマン 7200 60 +2.11
武田薬 3818 19 +0.67
塩野義薬 6855 15 +0.53
大成建 4225 70 +0.49
大塚HD 4818 13 +0.46
シャープ 1049 13 +0.46
丸井G 2375 12 +0.42
鹿島 1557 24 +0.42
京王 4855 60 +0.42
オリンパス 2726.5 3 +0.42
コムシスHD 2586 10 +0.35
東レ 761.2 9.2 +0.32
ニチレイ 2359 18 +0.32
大林組 985 9 +0.32
清水建 750 8 +0.28
三越伊勢丹 1100 7 +0.25
東瓦斯 2807 34 +0.24
浜ゴム 1837 13 +0.23
日本郵政 969.1 6.2 +0.22
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 44300 -1900 -66.77
ファナック 21240 -770 -27.06
アドバンテス 7260 -280 -19.68
ソフトバンクG 5235 -90 -18.98
ファーストリテ 71080 -460 -16.17
ソニーG 11095 -390 -13.71
ネクソン 2778 -157 -11.03
信越化 15300 -310 -10.89
TDK 4190 -100 -10.54
トレンド 6620 -270 -9.49
バンナムHD 9579 -240 -8.43
村田製 7396 -282 -7.93
太陽誘電 4610 -225 -7.91
NTTデータ 1876 -38 -6.68
アステラス薬 2115 -36.5 -6.41
KDDI 4289 -30 -6.33
中外薬 3470 -58 -6.11
コナミHD 7510 -170 -5.97
日産化 6250 -150 -5.27
京セラ 7256 -71 -4.99