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日経平均は233円安でスタート、INPEXや住友鉱などが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26190.40;-233.07
TOPIX;1864.66;-14.46

[寄り付き概況]

 6日の日経平均は233.07円安の26190.40円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日5日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は129.44ドル安の30967.82ドル、ナスダックは194.39ポイント高の11322.24で取引を終了した。深刻な景気後退懸念に売られ、寄り付き後、大幅安となった。その後発表された5月製造業受注や耐久財受注が予想外に改善したため売りの勢いが弱まったが、ダウは景気後退懸念が終日くすぶり、軟調推移。引けにかけ、暗号資産市場が回復したほかハイテクの上昇で下げ幅を一段と縮小した。金利低下でハイテクの買戻しが継続し、ナスダック総合指数はプラス圏で終了した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が下落し、東京市場でも世界景気の先行き懸念が強まり、株価の重しとなった。また、新型コロナ感染「第7波」の可能性が指摘され、政府が7月前半の開始をめざしている観光支援策「全国旅行支援」に延期の可能性が浮上してきたと一部で報じられるなど、経済活動の本格再開が後ずれするとの見方から積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が一時700ドルを超す下げとなった後、取引終了にかけて下げ渋ったことから、不安心理が過度に広がることはなく、また、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。

 セクター別では、鉱業、石油石炭製品、保険業、海運業、水産・農林業などが値下がり率上位、医薬品、空運業、食料品が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、INPEX、住友鉱、コマツ、日立建、東電力HD、三井物産、三菱商事、JFE、日本製鉄、三菱重、日産自、三菱UFJ、塩野義薬、東京海上、キヤノン、ファーストリテなどが下落。他方、エムスリー、エーザイ、第一三共、ベイカレント、SHIFT、楽天グループ、レーザーテック、村田製、キーエンスなどが上昇している。

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