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米国株見通し:上げ渋りか、根強いリセッション懸念で

(13時50分現在)

S&P500先物      3,851.30(+6.2)
ナスダック100先物  11,882.80(+30.2)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は40ドル高。NY原油先物(WTI)は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

6日の主要3指数は上昇。終盤は失速したもののプラスを維持し、ダウは69ドル高の31037ドルと反発して取引を終えた。この日発表されたISM非製造業景況指数は予想よりも強く、景気減速懸念はいったん収束し消費関連などの買いが相場をけん引。注目の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨はインフレ高進を抑止するため引き締めに積極的な内容で、長期金利を押し上げた。半面、タカ派姿勢は想定内で株買いを後押しした。

上げ渋りか。FOMC議事要旨で新たな引き締め材料は確認されず、無難通過による安心感から買い先行が予想される。ただ、明日の雇用統計を見極める展開となり、積極的な買いは入りづらいだろう。今週のISM景況指数は製造業、非製造業とも雇用指数が景気判断の節目となる50を下回った。今晩の新規失業保険申請件数は悪化した前週よりも弱い内容が予想される。前週よりも弱い内容が続けば景気減速が意識され、買いは縮小しそうだ。

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