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NY債券:米長期債相場は続落、7月も0.75ポイントの追加利上げ実施の可能性高まる

8日の米国長期債相場は続落。米労働省が8日発表した6月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+37.2万人で市場予想を上回ったことや、平均時給の上昇率は前年比+5.1%と5%を超える伸びを維持したことから債券利回りは全般的に上昇した。次回開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で75ベーシスポイント(bp)の追加利上げが決定される可能性は一段と高まった。

CMEのFedWatchによると、8日時点で9月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が2.75-3.00%以上となる確率は、100%程度。12月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が3.50-3.75%以上となる確率は、58%程度。10年債利回りは一時2.963%近辺まで低下したが、米雇用統計発表後に3.099%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて3.08%近辺で推移した。

イールドカーブは、フラットニング気配。2年−10年は-1.90bp近辺、2−30年は15.00bp近辺で引けた。2年債利回りは3.10%(前日比:+9bp)、10年債利回りは3.08%(+9bp)、30年債利回りは、3.24%(同比:+6bp)で取引を終えた。

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