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日経平均は180円安でスタート、第一三共や三井物産などが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27812.48;-180.87
TOPIX;1947.68;-12.43

[寄り付き概況]

 2日の日経平均は180.87円安の27812.48円と反落して取引を開始した。前日1日の米国株式市場は反落。ダウ平均は46.73ドル安の32798.40ドル、ナスダックは21.71ポイント安の12368.98で取引を終了した。予想を下回った中国の製造業指数を嫌気した売りやペロシ下院議長の台湾訪問計画報道を受け、地政学的リスクの上昇を警戒した売りに、寄り付き後、下落。月初で売り買いが交錯する中、7月製造業PMI改定値が予想外に下方修正されたほか、ISM製造業指数が2年ぶり低水準に落ち込んだため、景気後退懸念が根強く上値を抑制した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=131円30銭台と昨日15時頃に比べ1円20銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場の輸出株などの株価を抑えた。さらに、このところ日経平均は底堅い一方、心理的な節目とされる28000円近辺で押し戻される展開が続いており、上値の重さを指摘する向きもあった。一方、主要企業の4-6月期決算発表が続いており、好業績銘柄への物色意欲が引き続き株価支援要因となった。また、米金融引き締めへの過度な警戒感が緩和する中、昨日の海外市場で米長期金利が低下したことも株価を支える要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は日本ビジネスシステムズが東証スタンダードに上場した。

 セクター別では全業種が値下がり。石油石炭製品、鉱業、機械、卸売業、医薬品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、第一三共、INPEX、三井物産、三菱商事、エムスリー、デンソー、アドバンテスト、リクルートHD、HOYA、ファナック、三菱自、日野自、日本郵政、日立、三井住友などが下落。他方、TDK、味の素、日立造、キーエンス、ファーストリテ、塩野義薬、富士通、東電力HD、ZHDなどが上昇している。

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