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日経平均は78円高でスタート、ダイキンやJR西などが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27673.00;+78.27
TOPIX;1926.60;+1.11

[寄り付き概況]

 3日の日経平均は78.27円高の27673.00円と反発して取引を開始した。前日2日の米国株式市場は続落。ダウ平均は402.23ドル安の32396.17ドル、ナスダックは20.22ポイント安の12348.76で取引を終了した。ペロシ下院議長の台湾訪問を巡り、米中緊張の深刻化を警戒した売りに寄り付き後、下落。その後、ペロシ議長が台湾到着との報を受け、安心感から買い戻しが強まった。しかし、数名の連邦準備制度理事会(FRB)高官が、高インフレの抑制が依然必要だとし、9月連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の利上げも除外しなかったため金利が急伸すると売りが再燃。下げ幅を拡大し終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。日経平均が昨日400円近く下げ、東京市場では米中対立激化をすでにある程度織り込んだとの見方があった。また、外為市場で1ドル=133円30銭台と昨日15時頃に比べ2円70銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出株などの株価を支えた。さらに、主要企業の4-6月期決算発表が続いており、好業績銘柄への物色意欲が引き続き株価支援要因となった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、このところ日経平均は心理的な節目とされる28000円近辺で押し戻される展開となっており、上値の重さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、精密機器、機械、電気機器、情報・通信業、医薬品などが値上がり率上位、パルプ・紙、不動産業、鉄鋼、銀行業、建設業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ダイキン、JR西、レノバ、三菱商事、エムスリー、ファーストリテ、日本電産、ZHD、HOYA、日立物流、ソフトバンクG、ソニーG、メルカリ 、富士通などが上昇。他方、東電力HD、日産自、日野自、ホンダ、三菱自、味の素、F&LC、伊藤忠、三菱UFJ、任天堂、ファナック、TDK、AGCなどが下落している。

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