10日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり139銘柄、値下がり84銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は続落。9日の米株式市場でダウ平均は58ドル安と3日ぶり小反落。消費者物価指数(CPI)の発表を控えた持ち高調整から終日売り優勢。半導体メーカーのエヌビディアに続きマイクロン・テクノロジーも弱い見通しを示したため、同セクターが大きく売られ相場の重しとなった。ナスダック総合指数は-1.19%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は-4.57%と揃って3日続落。米株安を受けて日経平均は44.85円安からスタート。半導体関連など値がさ株を中心に朝方は売りが先行し、寄り付き直後に27729.46円(270.5円安)まで下落した。一方、今晩に発表される米7月CPIを前に売り方の買い戻しなども入り、その後は下げ渋った。しかし、戻りは鈍く、その後は安値圏でのもみ合い。午後は明日の国内祝日や、米重要インフレ指標を前にした様子見ムードからこう着感の強い展開となった。
大引けの日経平均は前日比180.63円安の27819.33円となった。東証プライム市場の売買高は10億5522万株、売買代金は2兆5809億円だった。セクターでは空運、電気機器、精密機器が下落率上位となった一方、電気・ガス、石油・石炭、パルプ・紙が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の49%、対して値上がり銘柄は47%となった。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約81円押し下げた。同2位は東エレクとなり、アドバンテ、エムスリー、テルモ、ソニーG、TDKなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファナックとなり1銘柄で日経平均を約7円押し上げた。同2位はセコムとなり、アサヒ、ソフトバンクG、KDDI、第一三共、オリンパスなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27819.33(-180.63)
値上がり銘柄数 139(寄与度+89.81)
値下がり銘柄数 84(寄与度-270.44)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 23095 200 +7.03
セコム 8856 160 +5.62
アサヒ 4614 124 +4.36
ソフトバンクG 5315 20 +4.22
KDDI 4151 19 +4.01
第一三共 3632 31 +3.27
オリンパス 2752 22 +3.09
花王 5882 86 +3.02
ホンダ 3426 38 +2.67
浜ゴム 2096 141 +2.48
キリンHD 2226 70 +2.46
トヨタ自 2088 12 +2.11
SUBARU 2457.5 53 +1.86
日東電 8680 50 +1.76
出光興産 3535 115 +1.62
ヤマハ 5530 40 +1.41
キヤノン 3382 26 +1.37
ヤマハ発 2738 38 +1.34
コムシスHD 2555 38 +1.34
安川電 4690 35 +1.23
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 82780 -2330 -81.88
東エレク 44410 -1190 -41.82
アドバンテス 8120 -300 -21.09
エムスリー 4532 -153 -12.90
テルモ 4334 -70 -9.84
ソニーG 11210 -225 -7.91
TDK 4745 -75 -7.91
バンナムHD 9818 -217 -7.63
トレンド 8390 -190 -6.68
ネクソン 2726 -88 -6.19
アステラス薬 2014.5 -29 -5.10
信越化 17045 -145 -5.10
大和ハウス 3051 -139 -4.88
ダイキン工 24010 -115 -4.04
キーエンス 54420 -1110 -3.90
京セラ 7403 -53 -3.73
コナミG 6960 -100 -3.51
村田製 7648 -115 -3.23
太陽誘電 4380 -90 -3.16
富士通 17150 -675 -2.37