18日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり43銘柄、値下がり178銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は反落。17日の米株式市場でダウ平均は172ドル安と6日ぶりに反落。英国のインフレ率が40年ぶりの高水準となったほか、1カ月ぶりに一時2.9%台に乗せた米10年債利回りの上昇が嫌気された。連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、参加者が過剰な引き締めリスクに言及したことが明らかになり、ハト派と捉える動きから金利が伸び悩んだことで、終盤にはやや下げ幅を縮小した。ナスダック総合指数は-1.25%と続落。日経平均は265.37円安の28957.40円からスタート。朝方は売りが先行し、一時28846.52円(376.25円安)まで下落。一方、ナスダック100先物の下げが限定的だったことで、その後は下げ渋り、前引けにかけては一時28999.64円まで戻した。ただ、心理的な節目の手前で失速すると、その後は軟調なアジア市況もあり、大引けまで28900円台でのもみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比280.63円安の28942.14円となった。東証プライム市場の売買高は9億8793万株、売買代金は2兆3080億円だった。セクターでは精密機器、輸送用機器、不動産が下落率上位となった一方、鉱業、電気・ガス、その他製品が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の70%、対して値上がり銘柄は26%となった。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約52円押し下げた。同2位はファナックとなり、テルモ、リクルートHD、東エレク、信越化、アドバンテなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはバンナムHDとなり1銘柄で日経平均を約2円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、京セラ、任天堂、トレンド、キッコーマン、TDKなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 28942.14(-280.63)
値上がり銘柄数 43(寄与度+21.97)
値下がり銘柄数 178(寄与度-302.60)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
バンナムHD 11120 85 +2.99
ソフトバンクG 5815 13 +2.74
京セラ 7756 32 +2.25
任天堂 60690 550 +1.93
トレンド 8990 50 +1.76
キッコマン 9150 50 +1.76
TDK 5070 10 +1.05
花王 6202 27 +0.95
丸井G 2473 26 +0.91
味の素 3839 22 +0.77
コナミG 7550 20 +0.70
武田薬 3864 20 +0.70
サイバー 1504 22 +0.62
サッポロHD 3075 60 +0.42
浜ゴム 2290 20 +0.35
三菱倉 3735 20 +0.35
東宝 5510 60 +0.21
日立造 876 29 +0.20
ニチレイ 2548 10 +0.18
INPEX 1478 9 +0.13
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 86630 -1500 -52.71
ファナック 24075 -455 -15.99
テルモ 4615 -109 -15.32
リクルートHD 5003 -139 -14.65
東エレク 45920 -370 -13.00
信越化 17280 -365 -12.83
アドバンテス 8370 -170 -11.95
オリンパス 3015 -72 -10.12
ダイキン工 25580 -215 -7.56
ソニーG 11750 -210 -7.38
トヨタ自 2143.5 -39.5 -6.94
エムスリー 4964 -75 -6.33
アステラス薬 2016 -34 -5.97
ヤマハ 5660 -160 -5.62
第一三共 4084 -51 -5.38
日産化 7260 -140 -4.92
エーザイ 6057 -130 -4.57
中外薬 3841 -38 -4.01
富士フイルム 7524 -100 -3.51
エプソン 2182 -42 -2.95