東証グロース市場指数 934.86 ＋2.79／出来高 1億148万株／売買代金 1016億円
東証マザーズ指数 735.16 ＋2.20／出来高 1億1万株／売買代金 999億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって5日ぶり小幅に反発、値上がり銘柄数は274、値下り銘柄数は169、変わらずは36。
本日のグロース市場は朝方の買い一巡後は売りに押され、前日終値近辺で推移し5日ぶり小幅に反発。前日23日の米株式市場のNYダウは3日続落。8月の製造業・サービス業PMIが予想以上に悪化し、また、7月の新築住宅販売件数も2016年来で最低となるなど、低調な経済指標が売り圧力となった。ナスダック総合指数は前日終値とほぼ同水準で取引を終えた。米株式相場を受けた本日のグロ−ス指数は5日ぶり小幅に反発した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は前日終値近辺でスタートした後、朝方は上げ幅を拡大する動きとなった。前日の米株式市場で主要3指数（ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500）が下落したものの、ナスダック総合指数が前日とほぼ同水準だったことやSOX指数が上昇したことが新興市場の株価を支える要因となった。一方、今週末にかけてジャクソンホール会議や7月の米個人消費支出（PCE）コアデフレータ発表など重要イベントを控え、市場ではこれらを見極めたいとするムードも強く、買い一巡後に上値を追う動きは見られず、取引開始後30分ほどで本日の高値をつけた。その後は売りに押され伸び悩む一方、下値を売り急ぐ動きもなく、前日終値近辺での推移となった。後場は一段と様子見ムードが広がる中、小動きに終始し、東証マザーズ指数は0.30％高、東証グロース市場Core指数は0.37％安となった。
個別では、ADワークスグループ子会社が筆頭株主となると発表した地域新聞社がストップ高となり、中国企業がゲームにミドルウェア「Enlighten」を採用したシリコンスタジオが7％上昇し、イヌの涙分泌に「オキシトシン」の関与を発見した坪田ラボも7％の上げとなった。また、本日は直近IPO銘柄の一角が物色されTORICOがストップ高となった。時価総額上位銘柄では、ANYCOLORやAppier Groupが上昇、値上がり率上位には、Amazia、イーディーピーなどが顔を出した。一方、昨日大幅高の反動安となったFLNが9％の下げとなったほか、大幅高で始まったものの買いが続かなかったストリームMが7％の下げ、前日までの3日続伸後に利益確定売りに押されたココペリも7％下落し、昨日人気化したが買いが続かなかった旅工房が3％下げた。時価総額上位銘柄では、ビジョナルやJTOWERが軟調に推移、値下り率上位には、サスメド、ポートなどが顔を出した。
東証グロース市場Core指数では、ビジョナル、JTOWER、フリーなどが下落した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 7138|ＴＯＲＩＣＯ | 1618| 300| 22.76|
2| 2164|地域新聞社 | 487| 80| 19.66|
3| 4424|Ａｍａｚｉａ | 850| 77| 9.96|
4| 4389|プロパティＤＢＫ | 2081| 165| 8.61|
5| 3907|シリコンスタ | 1219| 90| 7.97|
6| 7794|イーディーピー | 15640| 1140| 7.86|
7| 7089|フォースタ | 2860| 208| 7.84|
8| 5025|マーキュリーＲＩ | 1285| 92| 7.71|
9| 6579|ログリー | 728| 50| 7.37|
10| 9552|Ｍ＆Ａ総合研究所 | 4515| 310| 7.37|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 9241|ＦＬＮ | 1383| -141| -9.25|
2| 4263|サスメド | 1043| -87| -7.70|
3| 4772|ストリームＭ | 226| -18| -7.38|
4| 4167|ココペリ | 873| -67| -7.13|
5| 7047|ポート | 944| -58| -5.79|
6| 7345|アイパートナーズ | 523| -32| -5.77|
7| 5070|ドラフト | 528| -29| -5.21|
8| 9252|ラストワンマイル | 1017| -54| -5.04|
9| 5035|ＨＯＵＳＥＩ | 1052| -51| -4.62|
10| 4425|Ｋｕｄａｎ | 2886| -134| -4.44|