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今日の為替市場ポイント:円買い介入実施を警戒してドル買い拡大の可能性低い

14日のドル・円は、東京市場で144円96銭から143円27銭まで下落。欧米市場では143円72銭まで買われた後、一時142円55銭まで下落し、143円16銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に143円台で推移か。日本の通貨当局による円買い介入が実施される可能性は排除できないことから、ドル買い・円売りが急拡大する可能性は低いとみられる。

報道によると、日本銀行は9月14日の東京市場で、金融機関に為替相場の水準を照会するレートチェックを144円90銭近辺で実施したもようだ。市場参加者の間からは「日銀の行動は米ドル売り・円買い介入が実施される可能性が高まっていることを示唆している」との声が聞かれている。一部の市場参加者は「米国は利上げを継続する見込みであり、日銀は現行の金融緩和策を維持することを考慮すると円買い介入を複数回実行しても大きな効果は期待できない」と指摘している。

145円突破で円安がさらに進行し、1998年8月につけた147円台を超えて1ドル=150円に到達する可能性があることから、一部の市場参加者は1ドル=145円が円買い介入実施の目安になると考えているようだ。

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