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日経平均は182円安でスタート、ファーストリテや東エレクなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26240.00;-182.05
TOPIX;1857.77;-11.03

[寄り付き概況]

 30日の日経平均は182.05円安の26240.00円と反落して取引を開始した。前日29日の米国株式市場は反落。ダウ平均は458.13ドル安の29225.61ドル、ナスダックは314.13ポイント安の10737.51で取引を終了した。4−6月期価格指数確定値が1981年以来で最高となったほか、週次新規失業保険申請件数が予想外に減少したため大幅利上げを織り込む長期金利の上昇で売りが先行した。一部企業が売り上げに悲観的見通しを示したため景気後退懸念も再燃しさらなる売り圧力となり、また、携帯端末のアップル(AAPL)の下落も相場を一段と押し下げ、終日軟調に推移した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、アップルなどハイテク株の下げが大きかったことなどを受け、東京市場でもハイテク株の積極的な買いが手控えられた。一方、日経平均は昨日は反発したが、9月中旬以降の下げピッチが速すぎるとの見方が継続し、買いが入りやすかった。また、10月3日に臨時国会が召集されることから、今後、政策論議が進むと期待する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された8月の完全失業率(季節調整値)は2.5%となり前月比0.1ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.5%だった。また、8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.32倍で前月から0.03ポイント上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.30倍だった。同じく、取引開始前に発表された8月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比2.7%上昇だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同0.2%上昇だった。今日は、グッピーズが東証グロースに上場した。

 セクター別では、海運業、輸送用機器、陸運業、空運業、電気機器などが値下がり率上位、保険業、医薬品、パルプ・紙、非鉄金属、食料品が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ファーストリテ、東エレク、アドバンテスト、レーザーテック、ダブル・スコープ、ディスコ、三菱自、日本電産、JR東海、デンソー、キーエンス、メルカリ 、ソフトバンクG、任天堂、ソニーGなどが下落。他方、エーザイ、第一三共、NTTなどが上昇している。

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