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今日の為替市場ポイント:日本の円買い介入警戒もリスク回避的なドル売り拡大の可能性低い

7日のドル・円は、東京市場で145円14銭から144円85銭まで下落。欧米市場では144円72銭まで下げた後、145円44銭まで上昇し、145円31銭で取引終了。本日10日のドル・円は主に145円台で推移か。米長期金利は下げ渋っており、リスク回避的なドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、一時145円44銭まで買われた。この日発表された9月米雇用統計で失業率は、8月の3.7%から3.5%に低下し、この結果を受けて11月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75ポイントの追加利上げが決定される可能性が高まったことがドル上昇につながった。ドル・円については、日本の円買い介入(米ドル売り・円買いの為替介入)が警戒されており、1ドル=145円台でドル買い・円売りがさらに強まる可能性は低いとの声が聞かれている。ただ、日米金利差は来年にかけて一段と拡大すると想定されており、ドル高・円安の基調がただちに崩れる可能性は低いとの見方も多い。

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