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日経平均は3日ぶり大幅反発、米株大幅高で市場心理好転

日経平均は3日ぶり大幅反発。先週末28日の米株式市場でNYダウは大幅に6日続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)の金利がピークに接近したとの見方などから買いが先行。銀行株の上昇や石油会社の決算が好調で一段と相場を押し上げた。また、ハイテク株にも押し目買いが見られ、ナスダック総合指数は3日ぶりに大幅反発となった。米株大幅高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は299.10円高からスタート。取引開始後も概ね底堅く推移し、朝方安かった香港ハンセン指数が上げに転じたこともあり、日経平均は前場中頃に上昇幅を広げた。後場は、11月2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、上値追いにはやや慎重な時間帯が長かったが、概ね高値圏での推移となった。

大引けの日経平均は前日比482.26円高の27587.46円となった。東証プライムの売買高は12億2850万株、売買代金は3兆1853億円だった。セクターでは電気機器、機械、海運業などが上昇。一方、ガラス土石製品、石油石炭製品の2業種が下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の80%、対して値下がり銘柄は17%となった。

個別では、ソフトバンクG、メルカリ 、SMC、村田製、デンソー、レーザーテック、ダイキン、任天堂、キヤノン、大阪チタ、ソニーG、三菱UFJなどが高く、また、郵船、川崎船など海運株、東エレク、アドバンテストなど半導体関連株、ツガミ、オークマなど機械株、クレセゾン、アイフルなどクレジット・消費者金融株も上げた。個別の材料では、堅調な決算を発表した日立、キーエンス、都競馬、オリコ、ストライク、ソシオネクスト、業績予想を上方修正した商船三井、豊通商、アルプス、ジェイテクト、東エレデバ、スターティアHD、バイタルKSK、アルプス物流、ゼリア新薬、エレマテック、プロトコーポなどが物色された。一方、イビデン、OLC、特殊陶、富士通などが安く、個別の材料では、低調な決算を発表したロードスター、GセブンHD、業績予想を下方修正したアンリツ、ガイシ、大平金、共英製鋼、今期減益予想を発表したM&Aキャピなどが下げた。

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