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後場の日経平均は547円安でスタート、ZHDや郵船などが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27115.80;-547.59
TOPIX;1913.37;-27.09

[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比547.59円安の27115.80円と、前引け(27103.17円)から下げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は27070円~27130円のレンジで一進一退。ドル・円は1ドル=148.00−10円と午前9時から30銭ほど円高・ドル安水準。アジア市況では上海総合指数と香港ハンセン指数が揃って大幅高となっており、ハンセン指数は5%を超える上昇率で推移。後場の日経平均は本日の安値圏での底這いを継続中。米連邦公開市場委員会(FOMC)では想定通り、今後の利上げペース減速を示唆する文言が声明文に含まれたが、その後の米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見で、「政策金利は従来よりも高い水準になるだろう」、「利上げ停止の検討は時期尚早」などとするタカ派発言が相次いだ。積極的な金融引き締めが必要以上に景気減速を強めるとの懸念から株式には売りが広がっている。「ゼロコロナ」政策の緩和を巡る憶測でアジア市況は大幅高となっているが、中国当局は明らかにしておらず、東京市場の下支え要因としてはあまり働いていない様子。今晩の米10月雇用統計を見極めたいとの思惑もあり、買い戻しは限定的となっている。

 セクターでは海運、ガラス・土石、水産・農林が下落率上位となっている。一方、空運と非鉄金属のみが上昇。東証プライム市場の売買代金上位では、ZHD、エムスリー、AGCが急落しており、郵船、川崎汽船、KDDI、資生堂なども大幅安。ほか、レーザーテック、ソフトバンクG、トヨタ自、東エレク、キーエンスなどが大きく下落している。一方、大阪チタ、東邦チタニウム、三菱自が急伸している。

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