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後場の日経平均は110円安でスタート、ファーストリテやレーザーテックなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27917.93;-110.37
TOPIX;1965.77;+2.48

[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比110.37円安の27917.93円と、前引け(27915.58円)からほぼ横ばいでスタート。ランチタイム中の225先物は27920円−27940円のレンジで小動き。ドル・円は1ドル=139.50−139.80円と午前からもみ合い展開が続いている。アジア市況では中国市場、香港市場ともに軟調に推移。後場の日経平均は前引けから下げ幅やや縮小する動きを見せている。米半導体メモリ大手のマイクロン・テクノロジーの見通し下方修正を受けてナスダック総合指数及びフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅に下落しており、東京市場でもハイテク株や半導体関連株の株価を押し下げる要因となった。本日も28000円を超えると上値が重くなる動きが続いていることは気がかり。インフレ指標が改善に向かい米長期金利が低下しているなか、上値の重さが感じられる点はネガティブに捉えられる。米株先物がやや軟調に推移しているなか、後場の日経平均も軟調もみ合い展開が続くか注目が集まろう。

 セクターでは電気機器、非鉄金属、ゴム製品が下落率上位となった一方、陸運、空運、食料品が上昇率上位となった。米半導体メモリ大手のマイクロン・テクノロジーの見通し下方修正を受けてレーザーテックが急落し、東エレク、アドバンテストなども大きく下落。ファーストリテ、ソニーG、キーエンス、信越化など値がさ株も軟調。新光電工、太陽誘電のハイテク株や、サイボウズ、マネーフォワードのグロース株のほか、住友鉱、大阪チタの資源関連の一角も安い。一方、前日に10月訪日外国人旅行者数が前月比で2.4倍に急増したことが判明したことで、JAL、JR東海、高島屋などのインバウンド関連が軒並み大幅高。

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