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日経平均は114円高でスタート、第一三共や電通グループなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28059.51;+114.72
TOPIX;1983.10;+10.53

[寄り付き概況]

 22日の日経平均は114.72円高の28059.51円と続伸して取引を開始した。前日21日の米国株式市場は反落。ダウ平均は45.41ドル安の33700.28ドル、ナスダックは121.55ポイント安の11024.51で取引を終了した。新型コロナ感染急拡大で中国各地で都市封鎖が再開されたため世界経済への影響を懸念し売られ、寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派姿勢を弱めておらず、金利先高観に特にハイテクが売られ、相場の重しとなった。その後、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が行き過ぎた利上げに慎重な姿勢を見せたため下げ幅を縮小し終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。このところの日経平均が28000円近辺で底堅い動きとなっていることから、日本株の下値は堅いとの指摘があった。また、外為市場で1ドル=142円10銭台と昨日15時頃に比べ1円60銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出関連株などの株価支援要因となった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、明日は勤労感謝の日で東京市場が休場となり、24日は米国の感謝祭で米株式市場が休場、翌25日は米株式市場が短縮取引となることもあり、積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日はティムスが東証グロースに上場した。

 セクター別では全業種が値上がり。電気・ガス業、医薬品、繊維製品、輸送用機器、精密機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、第一三共、塩野義薬、電通グループ、パナソニックホールディングス、東電力HD、住友商事、丸紅、日本製鉄、JFE、トヨタ、三菱自、三菱重、HOYA、日立、NTTなどが上昇。他方、エムスリー、メルカリ、レーザーテック、アドバンテスト、東エレクなどが下落している。

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