25日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり128銘柄、値下がり91銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は4日ぶり反落。24日の米株式市場は感謝祭の祝日で休場。一方、欧州市場では英FTSEが+0.01%、独DAXが+0.77%、仏CAC100が+0.42%と揃って堅調。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(11月)で参加者の多くが利上げペースの減速を支持していたことに続き、10月の欧州中央銀行(ECB)定例理事会の議事要旨で少数ながら一部の参加者が0.5ptの小幅な利上げを支持していたことが世界の中央銀行のハト派化を示唆したと捉えられたもよう。欧州株高を引き継いで日経平均は15.68円高からスタート。ただ、手掛かり材料難の中、前日に大きく上昇していた反動もあり、寄り付き直後から失速。その後一時持ち直したが、香港ハンセン指数の下落などが重石となり、前引けにかけてはだれる展開となった。午後は完全に模様眺めムードで、膠着感の強い状態が続いた。
大引けの日経平均は前日比100.06円安の28283.03円となった。東証プライム市場の売買高は9億9915万株、売買代金は2兆3753億円だった。セクターではゴム製品、電気機器、鉄鋼が下落率上位となった一方、電気・ガス、鉱業、保険が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の40%、対して値上がり銘柄は55%だった。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約23円押し下げた。同2位はダイキンとなり、東エレク、ファナック、アドバンテ、ネクソン、第一三共などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約3円押し上げた。同2位はコナミグループとなり、キッコーマン、NTTデータ、東京海上、味の素、トヨタ自などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 28283.03(-100.06)
値上がり銘柄数 128(寄与度+44.62)
値下がり銘柄数 91(寄与度-144.68)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 6079 15 +3.08
コナミG 6760 60 +2.05
キッコマン 7910 60 +2.05
NTTデータ 2129 11 +1.88
東京海上 2944 33.5 +1.72
味の素 4310 46 +1.58
トヨタ自 2054.5 8 +1.37
サイバー 1343 49 +1.34
信越化 17800 35 +1.20
セコム 8500 31 +1.06
オリックス 2250 31 +1.06
ふくおか 2780 128 +0.88
SOMPO 5950 122 +0.84
KDDI 4106 4 +0.82
アサヒ 4451 24 +0.82
ヤマトHD 2355 24 +0.82
コムシスHD 2529 22 +0.75
しずおかFG 991 22 +0.75
住友鉱 4643 43 +0.74
住友不 3776 21 +0.72
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 79890 -680 -23.29
ダイキン工 22815 -400 -13.70
東エレク 46020 -360 -12.33
ファナック 20480 -265 -9.07
アドバンテス 9310 -90 -6.16
ネクソン 2799 -70 -4.79
第一三共 4593 -46 -4.73
電通グループ 4430 -125 -4.28
エムスリー 4405 -52 -4.27
資生堂 5796 -97 -3.32
ブリヂス 5232 -94 -3.22
キーエンス 59730 -930 -3.18
ソニーG 11600 -90 -3.08
中外薬 3631 -29 -2.98
豊田通商 5190 -80 -2.74
テルモ 4032 -19 -2.60
TDK 4955 -25 -2.57
トレンド 7140 -70 -2.40
SMC 65170 -680 -2.33
塩野義薬 7129 -61 -2.09