29日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり88銘柄、値下がり128銘柄、変わらず9銘柄となった。
日経平均は3日続落。28日の米株式市場でダウ平均は497.57ドル安と大幅反落。中国での「ゼロコロナ」政策に対する市民の抗議行動の拡大を受けて、サプライチェーン混乱を懸念した売りが広がった。また、セントルイス連銀のブラード総裁らが来年の利上げ継続の可能性に言及するなど、タカ派な姿勢を見せたことも重石となった。ナスダック総合指数は−1.57%と大幅続落。米国株安を受けて日経平均は171.33円安からスタートも、序盤に27899.98円(262.85円安)まで下落した後は下げ渋る展開。当局の規制緩和への期待から香港ハンセン指数が大きく上昇していたことも投資家心理を下支えし、日経平均は前場中ごろには28055.91円まで下げ幅を縮小。一方、中国当局が新型コロナ防疫措置に関する記者会見を日本時間16時から開くと発表したことで、午後は様子見ムードが広がった。
大引けの日経平均は前日比134.99円安の28027.84円となった。東証プライム市場の売買高は11億5665万株、売買代金は2兆7239億円だった。セクターでは電気・ガス、金属製品、輸送用機器が下落率上位となった一方、鉱業、空運、非鉄金属が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の68%、対して値上がり銘柄は28%だった。
値下がり寄与トップはエーザイとなり1銘柄で日経平均を約20円押し下げた。同2位はソフトバンクGとなり、東エレク、アドバンテ、ダイキン、KDDI、エムスリーなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約47円押し上げた。同2位は資生堂となり、テルモ、住友鉱、NTTデータ、ヤマハ、オリンパスなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 28027.84(-134.99)
値上がり銘柄数 88(寄与度+88.34)
値下がり銘柄数 128(寄与度-223.33)
変わらず銘柄数 9
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 81460 1390 +47.60
資生堂 5839 110 +3.77
テルモ 4056 24 +3.29
住友鉱 4657 147 +2.52
NTTデータ 2126 13 +2.23
ヤマハ 5410 60 +2.05
オリンパス 2814 11.5 +1.58
三井不 2775 45 +1.54
三越伊勢丹 1306 42 +1.44
ネクソン 2901 21 +1.44
電通グループ 4450 40 +1.37
住友不 3703 37 +1.27
高島屋 1782 63 +1.08
TOTO 4725 55 +0.94
出光興産 3220 65 +0.89
東京海上 2905.5 15.5 +0.80
浜ゴム 2216 40 +0.68
日立建機 3200 20 +0.68
アサヒ 4448 19 +0.65
エプソン 2110 9 +0.62
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
エーザイ 8988 -596 -20.41
ソフトバンクG 5959 -83 -17.05
東エレク 44810 -490 -16.78
アドバンテス 9110 -150 -10.27
ダイキン工 22560 -300 -10.27
KDDI 4085 -39 -8.01
エムスリー 4283 -73 -6.00
日東電 8570 -170 -5.82
TDK 4895 -50 -5.14
信越化 17515 -145 -4.97
ソニーG 11370 -140 -4.79
トヨタ自 2005.5 -27.5 -4.71
京セラ 6967 -62 -4.25
デンソー 7562 -122 -4.18
日本電産 8624 -151 -4.14
トレンド 7030 -120 -4.11
太陽誘電 4355 -120 -4.11
コナミG 6660 -110 -3.77
SMC 63170 -1090 -3.73
キーエンス 58440 -1090 -3.73