2日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり18銘柄、値下がり206銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は大幅反落。1日の米株式市場でダウ平均は194.76ドル安と3日ぶり反落。11月ISM製造業景気指数が新型コロナ・パンデミック以降で最低水準に落ち込んだため、景気後退入りを懸念した売りが先行。一方、利上げ減速期待を背景に長期金利がさらに低下したことでハイテク株が買い戻され、相場の下値を支えた。ナスダック総合指数は+0.12%と小幅続伸。まちまちな米株式市場を受けた東京市場では、米国の低調な経済指標を受けた急速な為替の円高進行を嫌気して売りが先行し、日経平均は242.9円安からスタート。寄り付き後も断続的な売りが入り、前引けまで下げ幅を広げた。一方、日銀による上場投資信託(ETF)買いへの思惑から午後は下げ渋る展開となった。ただ、今晩の米雇用統計を見極めたいとの思惑もあり、様子見ムードが広がる中、買い戻しの動きは限られた。
大引けの日経平均は前日比448.18円安の27777.90円となった。東証プライム市場の売買高は13億3329万株、売買代金は3兆1717億円だった。セクターでは医薬品、不動産、卸売を筆頭に全面安となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の89%、対して値上がり銘柄は9%だった。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約48円押し下げた。同2位は第一三共となり、KDDI、TDK、オリンパス、信越化、ダイキンなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは花王となり1銘柄で日経平均を約3円押し上げた。同2位は資生堂となり、ソフトバンクG、アドバンテ、サイバーエージェント、シャープ、日ハムなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27777.90(-448.18)
値上がり銘柄数 18(寄与度+12.61)
値下がり銘柄数 206(寄与度-460.79)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
花王 5565 106 +3.63
資生堂 6104 70 +2.40
ソフトバンクG 6055 8 +1.64
アドバンテス 9550 20 +1.37
サイバー 1288 49 +1.34
シャープ 1001 19 +0.65
日ハム 3725 25 +0.43
味の素 4513 12 +0.41
楽天グループ 669 7 +0.24
明治HD 6610 30 +0.21
ニチレイ 2796 8 +0.14
住友大阪 3240 15 +0.05
中部電力 1272 9 +0.03
大瓦斯 2092 3 +0.02
日本紙 969 5 +0.02
NEC 4830 5 +0.02
第一生命HD 2491.5 4.5 +0.02
東京電力HD 494 1 +0.00
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 81360 -1420 -48.63
第一三共 4405 -192 -19.72
KDDI 4004 -78 -16.03
TDK 4875 -135 -13.87
オリンパス 2698 -89.5 -12.26
信越化 17515 -335 -11.47
ダイキン工 22400 -325 -11.13
テルモ 4016 -73 -10.00
ファナック 20305 -260 -8.90
中外薬 3570 -86 -8.83
バンナムHD 8730 -258 -8.83
リクルートHD 4318 -82 -8.42
キッコマン 7590 -230 -7.88
エーザイ 9555 -220 -7.53
コナミG 6200 -220 -7.53
アステラス薬 2084.5 -42.5 -7.28
日産化 6600 -210 -7.19
日東電 8450 -200 -6.85
東エレク 46740 -160 -5.48
エプソン 2042 -78 -5.34