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個別銘柄戦略:TKPや小野薬品などに注目

6日の米株式市場でダウ平均は350.76ドル安(−1.03%)、ナスダック総合指数は−2.00%、シカゴ日経225先物は大阪日中比200円安の27660円。為替は1ドル=136.90−00円。米国で景気後退を織り込む動きが加速しており、これに伴い、三菱マテリアル、住友鉱山、クボタ、INPEX、トヨタ自などの景気敏感株は冴えない展開となりそうだ。一方で、東洋水産、味の素、日清食HD、ニチレイなどの食品や、アステラス製薬、エーザイ、第一三共などの医薬品といったディフェンシブセクターは堅調となりそうだ。材料処では、米Equillium社が保有するファーストインクラスの抗CD6抗体「itolizumab」について、独占的オプション権付アセット買収契約を締結した小野薬品、日本リージャスの全株式を三菱地所に譲渡すると発表したTKP、韓国子会社が大手鉄鋼メーカーであるポスコ子会社とイオン交換膜スタックモジュールの供給に関して基本合意書を締結したダブルスコープなどが好感されそうか。また、三井住友DSアセットマネジメントの持ち分増大が確認されたBIPROGY、一部商品の値上げを発表した森永製菓と大塚HD、好調な月次売上動向が確認されたマクドナルドなども堅調が見込まれる。ほか、洋上風力発電で来年4件目指すなどとした社長インタビューが伝わっている三菱商事、欧州のリチウムイオン電池メーカーと合弁で蓄電システム用電池を製造する「ニデックエナジー」を設立した日本電産に注目。一方、レーティングの格下げ観測されたSGホールディングス、ハーモニック、三菱電気、東京製鐵、ニコンなどは嫌気されそうだ。

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