7日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり108銘柄、値下がり109銘柄、変わらず8銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反落。6日の米株式市場でダウ平均は350.76ドル安と続落。利上げ長期化を懸念した売りが先行。また、ゴールドマン・サックスやJPモルガンなどの金融大手の最高経営責任者(CEO)が景気の先行きについて悲観的見解を示したことも投資家心理を悪化させ、一段と売りが広がった。ナスダック総合指数は−2.00%と大幅に3日続落。米国株安を引き継いで日経平均は215.58円安からスタート。ただ、為替の円安進行を支援要因に寄り付き直後からは下げ渋る展開となり、前場中ごろには27786.25円(99.62円安)まで下げ幅を縮めた。一方、景気後退懸念も根強く、その後は騰勢一服。また、中国11月貿易収支での輸出入の減少などを背景に中国・香港株が軟調だったことも重石となり、午後は日経平均も下げ幅を広げる展開となった。
大引けの日経平均は前日比199.47円安の27686.40円となった。東証プライム市場の売買高は10億4570万株、売買代金は2兆6362億円だった。セクターでは鉱業、電気機器、機械が下落率上位になった一方、空運、銀行、電気・ガスが上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の37%、対して値上がり銘柄は57%だった。
値下がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約60円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、TDK、ファナック、アドバンテ、信越化、ダイキンなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約10円押し上げた。同2位は資生堂となり、7&iHD、アステラス薬、三越伊勢丹、東京海上、フジクラなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27686.40(-199.47)
値上がり銘柄数 108(寄与度+52.57)
値下がり銘柄数 109(寄与度-252.04)
変わらず銘柄数 8
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5967 50 +10.27
資生堂 6362 130 +4.45
7&iHD 5492 72 +2.47
アステラス薬 2103 11 +1.88
三越伊勢丹 1287 44 +1.51
東京海上 2805 28.5 +1.46
フジクラ 1070 38 +1.30
ホンダ 3287 16 +1.10
トヨタ自 1949.5 6 +1.03
オリックス 2200 28.5 +0.98
大和ハウス 3099 28 +0.96
東海カーボ 1113 26 +0.89
リクルートHD 4248 8 +0.82
千葉銀 828 23 +0.79
住友電工 1566 22 +0.75
クラレ 1107 22 +0.75
高島屋 1721 43 +0.74
イオン 2806.5 21 +0.72
京成 3875 40 +0.68
ヤマハ発 3335 20 +0.68
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 44820 -1760 -60.27
ファーストリテ 83980 -1620 -55.47
TDK 4730 -110 -11.30
ファナック 20800 -290 -9.93
アドバンテス 9390 -140 -9.59
信越化 17040 -275 -9.42
ダイキン工 21915 -265 -9.07
京セラ 6865 -85 -5.82
SMC 61310 -1400 -4.79
ソニーG 10875 -140 -4.79
富士フイルム 7056 -105 -3.60
味の素 4416 -104 -3.56
オムロン 7005 -97 -3.32
KDDI 4020 -16 -3.29
太陽誘電 4325 -95 -3.25
日本電産 8299 -113 -3.10
キッコマン 7470 -90 -3.08
バンナムHD 8852 -86 -2.94
NTTデータ 2050 -17 -2.91
村田製 7349 -106 -2.90