9日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり177銘柄、値下がり44銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は3日ぶり大幅反発。8日の米株式市場でダウ平均は183.56ドル高と続伸。中国政府がコロナ規制を緩和する兆しを見せたことが好感された。また、週次失業保険申請件数の増加を受けて来年の利上げ観測が後退したことも相場を押し上げた。ナスダック総合指数は+1.12%と5日ぶり反発。米国株高を受けて日経平均は59.53円高からスタート。12月先物・オプション取引に係る特別清算指数算出(メジャーSQ)に絡んだ売買が交錯する中、寄り付きから上げ幅を広げる流れとなった。その後も徐々に上値を伸ばす展開となり、前引け直前に27952.80円(378.37円高)と本日の高値を付けた。ただ、今晩に発表される米11月卸売物価指数(PPI)などの結果を見極めたいとの思惑から、その後は膠着感の強い展開が続いた。なお、SQ確定値はで27576.37円。
大引けの日経平均は前日比326.58円高の27901.01円となった。東証プライム市場の売買高は11億2588万株、売買代金は2兆9321億円だった。セクターでは電気・ガス、精密機器、電気機器が上昇率上位となった一方、鉱業、空運、石油・石炭製品が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の76%、対して値下がり銘柄は20%だった。
値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約44円押し上げた。同2位はアドバンテとなり、ファーストリテ、TDK、ソフトバンクG、ファナック、テルモなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはエーザイとなり1銘柄で日経平均を約2円押し下げた。同2位は積水ハウスとなり、スズキ、第一三共、ヤマハ発、SUBARU、丸井Gなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27901.01(+326.58)
値上がり銘柄数 177(寄与度+342.05)
値下がり銘柄数 44(寄与度-15.47)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 45700 1300 +44.52
アドバンテス 9880 540 +36.98
ファーストリテ 84160 540 +18.49
TDK 4825 160 +16.44
ソフトバンクG 6168 73 +15.00
ファナック 20960 285 +9.76
テルモ 3973 64 +8.77
HOYA 13895 495 +8.48
信越化 17175 245 +8.39
ソニーG 10910 245 +8.39
資生堂 6500 204 +6.99
リクルートHD 4282 64 +6.57
京セラ 6935 80 +5.48
コナミG 6280 160 +5.48
NTTデータ 2046 31 +5.31
KDDI 4018 25 +5.14
太陽誘電 4375 140 +4.79
村田製 7371 157 +4.30
SMC 62930 1220 +4.18
ネクソン 3030 61 +4.18
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
エーザイ 9543 -86 -2.94
積水ハウス 2421 -74.5 -2.55
スズキ 4662 -57 -1.95
第一三共 4405 -11 -1.13
ヤマハ発 3315 -30 -1.03
SUBARU 2229.5 -19.5 -0.67
丸井G 2258 -19 -0.65
セコム 8246 -14 -0.48
ホンダ 3257 -7 -0.48
日揮HD 1760 -10 -0.34
出光興産 3065 -25 -0.34
INPEX 1424 -21 -0.29
東京海上 2788.5 -5.5 -0.28
大和ハウス 3092 -8 -0.27
住友不 3443 -6 -0.21
三菱倉 3220 -10 -0.17
しずおかFG 960 -5 -0.17
浜ゴム 2227 -9 -0.15
ふくおか 2636 -21 -0.14
クラレ 1102 -4 -0.14