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東証グロ−ス指数は3日ぶり反落、米金融引き締め長期化を警戒

東証グロース市場指数 997.41 -5.52/出来高 1億5197万株/売買代金 2121億円
東証マザーズ指数 786.44 -5.07/出来高 1億3386万株/売買代金 1876億円

本日のグロース市場は軟調な展開となった。前日14日の米株式市場でNYダウは反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表後に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がインフレを封じ込めるための利上げの道のりは長いと繰り返したため来年の利下げ観測が後退し、株価の重しとなった。ナスダック総合指数も反落した。軟調な米株式相場を受けた本日の東証グロ−ス指数は3日ぶりに反落した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は反落してスタートした。取引開始後もFRBによる一段の利上げへの警戒感が市場の重しとなり、グロース市場は朝方の売り一巡後も戻りの鈍い展開となった。東証マザーズ指数は0.64%安、東証グロース市場Core指数は1.94%安となった。
個別では、今期売上高25%増予想だが前期の43%増からの伸び鈍化が嫌気されたpluszero、23年7月期業績予想を下方修正したデリバリコンサルがストップ安となり、今期営業利益3.5%増予想だが市場予想を下回ったセルソース、第1四半期営業利益46%増だが利益確定売りが優勢となったビジョナル、第3四半期の3カ月間のみでは営業減益となったSKIYAKIなどが下げた。時価総額上位銘柄では、ANYCOLORやフリーが軟調に推移、値下り率上位には、Pアンチエイジ、ステラファーマなどが顔を出した。
一方、第1四半期の営業利益が2.2倍となったINTLOOP、上半期営業利益が44%増となったMacbeePがストップ高となり、第1四半期営業利益が38%増となったクラシコム、1株を2株に分割すると発表したオキサイドなどが上げた。時価総額上位銘柄では、そーせいやM&A総合研究所が上昇、値上がり率上位には、ニッソウ、モブキャストなどが顔を出した。
東証グロース市場Core指数では、ビジョナル、ANYCOLOR、フリーなどが下落した。

[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位
 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率|
1| 1444|ニッソウ       |  1960|   400|    25.64|
2| 3664|モブキャスト     |   85|   17|    25.00|
3| 9556|INTLOOP   |  6000|  1000|    20.00|
4| 7095|MacbeeP   | 11280|  1500|    15.34|
5| 7352|Bエンジニア     |  1137|   150|    15.20|
6| 9227|マイクロ波化学   |  2770|   340|    13.99|
7| 7110|クラシコム      |  1460|   165|    12.74|
8| 3133|海帆          |   192|   18|    10.34|
9| 9554|AViC       |  1077|   90|     9.12|
10| 6521|オキサイド      |  8200|   620|     8.18|

・値下がり率上位10位
 |コード|銘柄          |  現値| 前日比|   前比率|
1| 4934|Pアンチエイジ   |  2165|  -500|   -18.76|
2| 5132|pluszero  |  4550| -1000|   -18.02|
3| 4888|ステラファーマ   |   502|  -100|   -16.61|
4| 4880|セルソース      |  4300|  -800|   -15.69|
5| 9240|デリバリコンサル  |   582|  -100|   -14.66|
6| 6613|QDレーザ      |   592|   -97|   -14.08|
7| 4194|ビジョナル      |  9730| -1180|   -10.82|
8| 3995|SKIYAKI   |   383|   -44|   -10.30|
9| 5134|POPER      |   770|   -85|    -9.94|
10| 5131|リンカーズ      |   363|   -39|    -9.70|

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