25日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり175銘柄、値下がり45銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は小幅に4日続伸。24日の米株式市場でダウ平均は104.40ドル高と3日続伸。米1月製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想外に改善したものの、50割れと活動縮小域での推移が継続し、景気後退懸念で長期金利が低下する中、買いが優勢に。重機メーカーのキャタピラーなどの株価上昇も支援した。一方、ハイテクは決算前の利食い売りなどが優勢で軟調に推移、ナスダック総合指数は−0.26%と3日ぶり反落。まちまちな米株式市場を受け、日経平均は売り先行で始まったが、決算シーズン開始に伴う様子見ムードなどを背景に、すぐに下げ渋るとプラス圏に浮上。米金利低下や為替の落ち着きなどを支援要因に先物市場での散発的な買い戻しも指摘される中、午後はやや水準を切り上げたが、27500円を手前に膠着感の強い展開となった。
大引けの日経平均は前日比95.82円高の27395.01円となった。東証プライム市場の売買高は9億9044万株、売買代金は2兆5256億円だった。セクターでは鉄鋼、海運、電気・ガスが上昇率上位となった一方、卸売、銀行の2業種が下落となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の62%、対して値下がり銘柄は33%だった。
値上がり寄与トップはダイキンとなり1銘柄で日経平均を約9円押し上げた。同2位はスズキとなり、大日本印刷、テルモ、TDK、ファーストリテ、オリンパスなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは日本電産となり1銘柄で日経平均を約11円押し下げた。同2位はアドバンテストとなり、東エレク、エムスリー、伊藤忠、ファナック、トヨタ自などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27395.01(+95.82)
値上がり銘柄数 175(寄与度+134.59)
値下がり銘柄数 45(寄与度-38.77)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ダイキン工 22955 290 +9.93
スズキ 4720 251 +8.59
大日印 3000 387 +6.63
テルモ 3817 43 +5.89
TDK 4610 45 +4.62
ファーストリテ 77440 130 +4.45
オリンパス 2418 30.5 +4.18
エーザイ 8316 107 +3.66
第一三共 4390 35 +3.60
中外薬 3463 34 +3.49
キーエンス 59940 1000 +3.42
京セラ 6682 45 +3.08
HOYA 14350 150 +2.57
バンナムHD 8615 71 +2.43
信越化 17475 65 +2.23
アサヒ 4296 64 +2.19
エプソン 1991 28 +1.92
SMC 65000 500 +1.71
日東電 8110 50 +1.71
キヤノン 2939 33 +1.70
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
日本電産 7145 -406 -11.12
アドバンテス 9840 -110 -7.53
東エレク 46380 -120 -4.11
エムスリー 3632 -45 -3.70
伊藤忠 4161 -42 -1.44
ファナック 22270 -40 -1.37
トヨタ自 1905 -6.5 -1.11
ソフトバンクG 6183 -4 -0.82
KDDI 4096 -4 -0.82
7&iHD 6129 -24 -0.82
花王 5230 -24 -0.82
三井物産 3910 -22 -0.75
資生堂 6484 -16 -0.55
三菱商事 4445 -15 -0.51
太陽誘電 4505 -15 -0.51
リクルートHD 4266 -2 -0.21
住友商 2329 -6 -0.21
JPX 1903 -6 -0.21
旭化成 952.7 -5.8 -0.20
コンコルディア 568 -5 -0.17