27日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり125銘柄、値下がり93銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は小反発。26日の米株式市場でダウ平均は205.57ドル高と5日続伸。米10−12月期国内総生産(GDP)が予想を上回ったため、景気後退懸念が緩和。金利上昇も限定的で、投資家心理が改善したほか、前日に決算を発表したテスラが急伸するなどハイテクも堅調で、ナスダック総合指数は+1.75%と3日ぶり大幅反発。米国株高を引き継いで日経平均は65.66円高からスタート。しかし、心理的な節目の27500円を手前に失速すると、一時マイナスに転じる場面があった。引け後に発表された米インテルの決算や、東京都区部の消費者物価指数(CPI)の結果を受けた日本銀行の緩和修正観測の高まりが重しになったとみられる。一方、国内企業決算の反応は強弱混在で、今後の内容を見極めたいとの思惑もあり、下げ渋ると、その後は膠着感の強い展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比19.81円高の27382.56円となった。東証プライム市場の売買高は11億287万株、売買代金は2兆6988億円だった。セクターでは銀行、鉄鋼、電気・ガスが上昇率上位となった一方、海運、精密機器、医薬品が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の50%、対して値下がり銘柄は45%だった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約40円押し上げた。同2位は信越化となり、安川電、日本電産、ソニーG、ファナック、ホンダなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはKDDIとなり1銘柄で日経平均を約14円押し下げた。同2位はアドバンテとなり、テルモ、オリンパス、アステラス薬、TDK、エムスリーなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27382.56(+19.81)
値上がり銘柄数 125(寄与度+138.12)
値下がり銘柄数 93(寄与度-118.31)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 78520 1190 +40.75
信越化 18305 720 +24.65
安川電 5050 180 +6.16
日本電産 7390 219 +6.00
ソニーG 11630 115 +3.94
ファナック 22365 95 +3.25
ホンダ 3173 35 +2.40
スズキ 4839 63 +2.16
京セラ 6743 31 +2.12
資生堂 6646 60 +2.05
エプソン 2010 28 +1.92
オムロン 7243 51 +1.75
豊田通商 5440 50 +1.71
コマツ 3176 48 +1.64
伊藤忠 4206 46 +1.58
日立建機 3135 45 +1.54
キーエンス 59390 420 +1.44
トヨタ自 1900.5 7.5 +1.28
ヤマハ 5030 30 +1.03
トレンド 6330 30 +1.03
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 4039 -69 -14.18
アドバンテス 9450 -170 -11.64
テルモ 3753 -72 -9.86
オリンパス 2404.5 -52.5 -7.19
アステラス薬 1938.5 -36.5 -6.25
TDK 4585 -55 -5.65
エムスリー 3535 -64 -5.26
エーザイ 8149 -132 -4.52
リクルートHD 4228 -43 -4.42
第一三共 4335 -42 -4.31
中外薬 3444 -42 -4.31
HOYA 14375 -190 -3.25
キッコマン 6770 -80 -2.74
セコム 7711 -71 -2.43
東エレク 45480 -60 -2.05
電通グループ 4295 -60 -2.05
ソフトバンクG 6191 -7 -1.44
武田薬 4134 -42 -1.44
日東電 8120 -40 -1.37
協和キリン 2903 -39 -1.34